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ドラマ

「100万回言えばよかった」あらすじ&ネタバレ!恋人が幽霊に…?!おすすめシーンを紹介!

あらすじ

運命の恋人・直木(佐藤健)が突然姿を消し、途方に暮れる悠依(井上真央)。

そして魂だけになっても”思い残し”を抱えて悠依のまわりをさまよっている直木。

二人をつなぐのは、ただひとり直木の姿を見ることができる刑事・魚住(松山ケンイチ)の存在でした。

「きのう何食べた?」シリーズや「G線上のあなたと私」、朝ドラ「おかえりモネ」でその実力を認められた脚本家の安達奈緒子さんが描く異色のファンタジー・ラブストーリーです。

1話から最終話まで見れる

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「100万回言えばよかった!」新情報まとめ

オリジナルサウンドトラックが3月8日㈬に発売予定です。

ドラマ「100万回言えばよかった」の原作は?

「100万回言えばよかった」には原作はありません。

安達奈緒子さんのオリジナル脚本です。

ドラマ「100万回言えばよかった」の主題歌は

「100万回言えばよかった」の主題歌はマカロニえんぴつの「リンジュー・ラヴ」です。

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100万回言えばよかった 第1話のあらすじ&ネタバレ

それは悠依の誕生日の出来事…(あらすじ)

それは悠依の34回目の誕生日の夜のことでした。

恋人の直木は約束の時間に待ち合わせ場所に現れず、何度電話をかけても応答がなかったのです。

「もしかしたらプロポーズされるかも…?」という気持ちは裏切られ、悠依は苛立ちを持て余していました。

しかし、直木は悠依のすぐそばにいたのです。

なのに、その声は届かず、直木の指は悠依に触れることもできません。

何かがおかしい___と直木は不安になっていました。

一年前の誕生日には、料理人の直木が由衣の大好物のハンバーグを振舞ってくれました。

そして食べやすいようにと箸を差し出してくれたのです。

二人は小さい頃に同じ里親さんの広田夫妻の家で暮らしていました。

ハンバーグはその頃の思い出の味だったのです。

ところが、去年はデザートのプリンの砂糖と塩を間違えてしまった直木…そんな思い出が悠依の胸に去来します。

魚住が伝えてくれたこと(ネタバレ)

いくら待っても戻らない直木を心配した悠依でしたが、家族ではないために捜索願も出せません。

そこをたまたま通りかかった魚住刑事が「受けてあげれば?」と口添えしてくれました。

しかし失踪した成人男性を探し出すのは難しい、とも言われてしまうのです。

ちょうどその頃、近くのマンションで若い女性が殺害された事件があり、魚住はその捜査に走り回っていたのですが、そんなときに街中で悠依が見せてくれた写真にそっくりな男を見かけました。

直木です。

しかし、その姿は透き通っており、生きているようには見えなかったのです。

直木も自分を見つめる魚住の存在に気づいて「やっと話せる人がいた!」と喜びましたが、魚住は思わず「あなた…死んだんですか?」と言ってしまいました。

魚住の実家は寺で、霊媒体質の家系に生まれ育っていたのです。

魚住は直木を悠依の元に連れて行きましたが、悠依には直木が全く見えず、感じることもできません。

そして魚住の言葉を信じたら、それは直木が亡くなったことを認めてしまうことになるのだと、悠依は頑なに受け入れようとしませんでした。

魚住の言葉を振り切って立ち去ろうとする悠依に、魚住は「白い猫」と伝えました。

それは、直木が魚住に伝えた2人の共通の思い出の絵本のキャラクターだったのです。

特におすすめしたいシーンは、しょっぱいプリンとハンバーグ

直木は魚住に自分の職場のレストラン”ハチドリ”の厨房でハンバーグのレシピを伝え「作って欲しい」と頼みました。

すると、直木は魚住に憑依できることに気づきました。

そうして出来上がったハンバーグを箸で食べさせることで、魚住が語る直木の話が真実なのだと悠依に解ってもらいたかったのです。

いつもの味、そして箸。

ダメ押しで出されたのはしょっぱいプリンでした。

二人しか知らなかったその思い出に、悠依はそこに直木がいるのだと思い知らされたのです。

第1話の口コミや評価

100万回言えばよかった 第1話の視聴率

7・4%

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100万回言えばよかった 第2話のあらすじ&ネタバレ

殺人事件の現場に直木が?!(あらすじ)

悠依は魚住のおかげで”直木が傍にいてくれる”ことを実感できるようになりましたが、それは直木の『死』を肯定することでもあります。

その頃、殺人事件の現場にあった防犯カメラの映像を観ていた魚住は、そこに直木が映っていたのを発見しました。

そして先輩刑事の田島警部補(小路勇介)に「最近この男性の幽霊が見えるんです」と話したのですが、まともに相手にされません。

悠依の勤務先の美容院に客としてひとりの女性が訪れました。

その人は宋夏英(ソン・ハヨン/シム・ウンギョン)という名の医師で、その少し前に悠依が車に惹かれそうだった所を助けてくれた人です。

悠依は魚住に直木に何が起こったのかを調べて欲しいと頼みました。

その言葉を聞いた魚住は「自分にこういうふうに見えているということは…直木さんは亡くなっている可能性が高い…」と告げたのです。

途切れている直木の記憶(ネタバレ)

魚住を挟んで直木と悠依は、直木が行方不明になった日に何があったのかを確認しました。

その日は悠依の誕生日だったのです。

しかし、直木が姿を消したころの7時間の記憶が途切れていました。

その日、直木は誰かに会いに行く約束をしていた形跡がありました。

そこで出てきた名前が”オザキリオ”です。

莉桜(安斉星来)は里親の広田家で一時期一緒に暮らしていた、悠依たちより少し年上の少女でした。

しかしあるとき、彼女は忽然と姿を消してしまったのです。

辿った記憶の中で、直木は里親の広田勝に頼まれて、莉桜を探していたのだと思い至りました。

スマホと連動したパソコンに、ショートメールの痕跡が残されていたのです。

悠依は恐らく莉桜のものと思われるその電話番号にかけてみようと決意していました。

そんな頃、直木はふと奇妙な男の存在が気になっていました。

黄色いダウンジャケットの男性(インパルス板倉俊之)が頻繁に自分のことを見ていたことに気づいたのです。

彼は明るく言いました。

「同類!成仏できてない人!幽霊!そろそろ認めようよ、自分は死んじゃったんだ、って!」

翌日、悠依の元に警察から電話がかかってきました。

男性の遺体が発見されたので確認して欲しい、というのです。

しかしその遺品は見覚えのない物ばかりで、直木ではなかったことにホッとしたものの、心労から悠依は倒れてしまいました。

その診察をしてくれたのが宋医師だったのです。

心配してかけつけた直木は悠依のためにも本当は何が起こったのかを確かめて前に進みたい、と魚住を通して語りました。

直木は魚住にあることを告白しました。

里親の勝さんから莉桜に渡して欲しいと荷物を託されていたこと、そのなかに500万円の現金があったこと、殺害された高原涼香(近藤千尋)は莉桜の友人で、莉桜を探すために事件現場のマンションを訪れたこと___その夜、恐らく直木は莉桜と会う約束をしていたのだと…。

特におすすめしたいシーンは、「100万回生きた猫」の絵本の話

二年前、偶然の再会を果たした悠依と直木でしたが、里親の勝さんは残念ながらその後亡くなってしまいました。

彼の葬儀の日、二人は久々に訪れた広田家で懐かしい絵本を見つけます。

誰もが知る名作「100万回生きた猫」です。

悠依は「私が白い猫だったら、百万回泣いてくれるのは嬉しいけど…でも、死んで欲しくない。その後は元気にピンピン生きて欲しい」と言いました。

「悠依のそういうとこさ…」と言いかけた直木に、悠依は「薄情だって言いたいんでしょ?」と反論しましたが…。

今の直木はその時のことを思い出して「…凄く好きだって、言えばよかった」と吐露します。

まるで後の二人の関係を予言したかのようなシーンです。

第2話の口コミや評価

100万回言えばよかった 第2話の視聴率

7.6%

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100万回言えばよかった 第3話のあらすじ&ネタバレ

容疑者の一人になっていた直木(あらすじ)

約束の場所に莉桜は現れず、悠依は魚住に付き添われて警察に向かいました。

そこで直木が映っていた防犯ビデオや被害者の顔写真などを見せられましたが、彼女にはどれも見覚えがありませんでした。

そこで悠依は直木が容疑者の一人になっていることを知ったのです。

しかし悠依は「直木は人殺しなんて絶対にしない!」と断言し「真相を突き止めたい」と魚住に言いました。

その頃、直木は謎の幽霊・樋口(インパルス板倉俊之)に再会しました。

彼はあるビルの一角に自分の居場所を設けており、幽霊の特性として「物は動かすことができるけど、触ることは出来ない」といったことを直木に語ってくれました。

しかし、彼は直木のように誰かに憑依したことはなかったのです。

悠依の知らない直木の過去(ネタバレ)

魚住と田島は直木の父親・鳥野(相島一之)に会いました。

しかし、もう20年も顔を合わせていないのだと言います。

直木の年の離れた弟に病気がみつかり、両親がかかりきりになったので直木を里親さんに預け、一緒に暮らしていなかったというのです。

そんな父親の言葉を、同じ部屋の中にいた直木も聞いていました。

その頃、莉桜は資産家の石岡(長谷川初範)の内縁の妻になっていたことが発覚しました。

しかし、二週間前から姿を消しており、スマホの通信履歴から直木と繋がっていたことも発覚したのです。

捜査が直木の実家に及び、直木の母親が悠依に会いたいと連絡がきました。

そこで、直木が承知したうえで、悠依は母親・佳織(長野里美)と話す機会を持ちました。

佳織は行方が分からない直木の居場所を知りたいと言います。

直木の8歳下の弟は幼いころから血液のガンで闘病を続けていました。

家族のなかでただ一人骨髄移植のドナーに適合したのが直木でしたが、両親は不和になってケンカを繰り返し、父親の暴力は直木に向かっていきました。

中学生だった直木は自分から児童相談所に保護を願い出て、里親さんの元に預けられることになったのです。

今もなお、母親は直木に「いてもらわないと困る」と言います。

彼女にとっては、直木は弟に骨髄を提供するためだけに生きている存在だったのです。

特におすすめしたいシーンは、悠依の告白

佳織が去った後で、悠依はすぐそばにいるはずの直木に語り掛けました。

私には、あなたの声は聞こえない。

でも私は伝えられる!

一方的だけど、私は、私の気持ちを直接あなたに伝えることができる。

だから、聞いて!

私はあなたのことが好き。

この世界で、一番大好きです。

理屈じゃないの。

なんだかわからないけど、好きなの…一番!

ただ好き。

何回でもいう。

私はあなたが好き。

あなたじゃないとだめ!

私は伝えられるから、返事なんかいらない…あなたが大好きです!

___その言葉を聞いていた直木の目に涙が溢れ「悠依に見えなくて良かったぁ」と呟いたのでした。

 

その頃。

何処とも知れない深い森の中に…誰かがブルーシートにくるまれて横たわっていたのです。

第3話の口コミや評価

100万回言えばよかった 第3話の視聴率

7.1%

100万回言えばよかった 第4話のあらすじ&ネタバレ

「魂と肉体は引き合う、そんな気がする」(あらすじ)

悠依の告白を目の当たりにした魚住は、そのことを姉の叶恵に話しました。

すると彼女は「あんたそれ、きゅんとしたんじゃないの?」と言います。

警察が捜査していた川からスマホがみつかり、そのデータが復元されたことから直木のものだったと判明したのです。

直木は自分の潔白を証明するためにも、自分の身体を探そうと決意しました。

直木は先輩幽霊の樋口に相談しますが、彼は「良いと思うよ…魂と肉体は引き合う、そんな気がする」と答えました。

魚住は悠依を心配して「直木さんは、あなたには事件に関わって欲しくないと思っていますよ」と言いましたが、悠依は「それは無理」ときっぱり言いました。

宋医師と悠依は次第に仲良くなり、一緒に食事をする仲になりました。

宋の亡き夫が魚住にそっくりだったことや、その魚住を介して直木とコミュニケーションをとっていることなど、二人はいろいろな話をしました。

幽霊の存在を否定する宋の背後には直木と樋口がいたのです。

樋口は卓上の紙を息で吹き飛ばして悠依たちをからかいますが、そのなかで直木の口笛が聞こえたのです。

それは昔、里親さんの家にいた頃に聴いたへたくそな「大きな古時計」のメロディを思い出させるものでした。

やっぱ俺、死んでたわ…(ネタバレ)

その頃、”ハチドリ”の子ども食堂の常連だった男の子が行方不明になったとオーナーの池澤(荒川良々)から知らされました。

男の子は以前みんなで遊びに行ったキャンプ場にいるのではないかと直木は考え、口笛で悠依に知らせたのです。

池澤がその山に向かうと、男の子は小屋の中で眠っていました。

池澤について山にやってきていた直木は見つけてしまったのです___横たわっていた、自分自身を。

池澤が通報したことで警察の捜査が入り、やってきた魚住を見つけた直木が「やっぱ俺、死んでたわ…」と言ったのです。

警察署の霊安室で、悠依は冷たくなった直木と対面しました。

頬に触れると冷たくて、いっぺんにその「死」の現実が押し寄せてきます。

悠依は感情を爆発させて「絶対に許さない!」と叫びましたが、直木はそのすぐそばで「大丈夫、俺、いるから」と魚住に伝えました。

今の直木が懸命に抱きしめても、悠依には感じられないのです。

そんな二人を見て、魚住は叶恵に「姉ちゃんどう思う?人間って、やっぱ身体がないとだめなのかなぁ…」と尋ねましたが、答えはありません。

特におすすめしたいシーンは、すぐ傍にいる直木の口笛

翌朝、仕事に行こうとして、路上で動けなくなった悠依。

涙が止まらない彼女の耳に直木の口笛が聞こえました。

「いないけど」それでも、すぐ傍に直木はいるということを感じて、悠依は「ありがとう」と言いました。

そんな健気な悠依の姿に、直木は「やっと笑った!」とほっとしていたのです。

悠依はバスに乗って直木と一緒に広田家にやってきました。

リビングに入ると二人はどこか違和感を感じました。

いつも敷いてあったカーペットがなくなっていたのです。

「直木は…ここに来たんじゃない?」悠依はその部屋で一枚の古い写真を見つけました。

その時、直木に異変が起こりました。

時計の音が響く中で、彼は胸を押さえて崩れるように倒れ込んでしまったのです。

第4話の口コミや評価

100万回言えばよかった 第4話の視聴率

7.1%

100万回言えばよかった 第5話のあらすじ&ネタバレ

莉桜の行動と、直木の葬儀(あらすじ)

悠依から連絡を受けた魚住たちの捜索と検証で、直木が殺された現場が広田家のリビングだったと判明しました。

その部屋で見つかった古い写真には観覧車をバックにした悠依と莉桜、そして殺人事件の被害者の涼香が映っていました。

実は悠依は過去に涼香とも接触していたのです。

その直後、莉桜が悠依の前に現れました。

彼女は突然のことに驚く悠依に襲い掛かり「もう何も思い出さないで!」と迫ったのです。

莉桜は悠依の首を絞めて「こっちに来ないでよ!」と言って、その場を去りました。

駆け付けた魚住に、直木は「自分に出来る事なら、何でもする!」と言いましたが…幽霊の直木がどんな真実にたどり着いたとしても、それは証拠にはならないのです。

そうして執り行われた直木の葬儀に、悠依は参列していましたが…耐えきれず、棺を見送ることは出来ませんでした。

その頃、とある部屋で莉桜は直木の遺体が発見されたというニュースを眺めていました。

その傍らには一人の男…それは涼香のマンションの防犯カメラに映っていた偽の配達人(永島敬三)でした。

不思議なトリプルデート?!(ネタバレ)

直木は魚住を通して、悠依をデートに誘いました。

目的地は横浜のコスモワールド…広田家で見つけた写真の観覧車がある遊園地です。

しかし、その実態は悠依と魚住のデートのようで、直木は少しばかり嫉妬します。

そんな中で、カップルとしてクイズイベントに参加して広田夫妻の思い出を語ったり、アイスを食べたり、悠依はリラックスした表情を見せていました。

その締めくくりに、魚住は「高い所は苦手だから」と、悠依と直木を観覧車に送り出しました。

しかし、そこで二人はケンカをしたらしく、悠依はぷりぷりと怒って降りてきたのです。

直木は思わず魚住に憑依し、悠依と直接話をしました。

その時の直木は既に体が火葬されて失われてしまったことを誰よりも自覚していて「俺は、もういないんだよ…」と言うのですが、悠依は諦めず「これからも直木と生きていきたい!」という気持ちを曲げません。

魚住はそんな二人に仲直りを促しましたが、悠依は「楽しかったけど…仲直りはしません!私達は、これから先もそうやって”生きて”いくんです」と言い切りました。

そして、彼女は直木に向かって「帰ろう」と声をかけたのです。

その瞬間、悠依は唐突にあることを思い出しました。

同じ場所で、莉桜と、涼香と遊んでいた時にケンカしたことを…。

まだ中学生だった悠依は、その日一緒に遊んでいた莉桜と涼香に置き去りにされたのです。

「アンタはこっちに来るな!」と言われて、放り出され、その直後に二人が誰かの車に乗って去るのを見ました。その運転席には手に葡萄のグミを持っていた男が座っていたこともはっきりと思い出したのです。

もしかしたら、莉桜は何か危ないことをしようとして、悠依を巻き込まないために放り出したのではないかと直木は考えます。

涼香と直木が殺された事件は20年前の何かに繋がっているのではないかと明らかになった瞬間でした。

特におすすめしたいシーンは、直木の残したプレゼント

直木がいなくなって、レストラン”ハチドリ”は閉店が決まりました。

その荷物を整理始めて、悠依は厨房の棚に思いがけないものを見つけました。

悠依が欲しがっていたもの___生前の直木が彼女のために買ったネックレスです。

悠依はそれを見て「私…やっぱりダメだ、私には直木しかいない…私は直木と生きていく…絶対諦めない」と呟きます。

しかし、直木は悠依に、新しい人生を生きて欲しいと思っていたのです。

その頃ある大きな家ではお菓子作りの教室が開かれていました。

生徒の若い女の子たちはバレンタインのチョコレートづくりに夢中です。

講師の武藤千代(神野三鈴)に”希也(きなり)”と呼ばれて現れた男は、莉桜と一緒にいた偽の配達員だったのです。

第5話の口コミや評価

100万回言えばよかった 第5話の視聴率

7.4%

100万回言えばよかった 第6話のあらすじ&ネタバレ

悠依に迫る危険(あらすじ)

悠依は直木の部屋に引っ越すことになりました。

その引っ越し作業には宋先生も手伝いに来てくれて、亡き夫との馴れ初めを語ってくれたのです。

ところがそのさなかに希也が水道工事の業者を装って部屋を訪れ、彼のことを知らない悠依は拒まず入れてしまったのです。

彼は盗聴器を仕掛けてすぐに立ち去りました。

直木は実家の寺に直木を連れて行きました。

なぜか樋口もついてきていたのですが、姉の叶恵はそんな二人をごく普通の客人として迎え入れました。

そして直木がこの世に居続ける理由を「思い残しがあるから」ではないかと推察しています。

「死は、理不尽だよね…だけど、ある意味平等」

叶恵はそう言い、並んで歩いて去っていく直木と魚住の後ろ姿をじっと見つめていました。

直木は、悠依に「俺は、自分が納得できたら消えたい」と魚住を通して伝えます。

そんな直木に、魚住は「嘘でも一緒にいるって、言ってあげてよ!」と迫るのです。

魚住は直木に『直木のことだけをひたすらに愛している悠依』を好きになってしまったのだと告白しました。

”容疑者”に辿り着いた?!(ネタバレ)

魚住が調べていた防犯カメラの映像に、希也が映っているのを見て、直木はそれが事件当日に訪れた偽配達員だったと気づきました。

そして現場の部屋の遺留品に残された指紋から”田中希也”の身元が特定され、涼香の遺体に残されたDNAから希也が事件の容疑者になったのです。

悠依のスマホに知らない番号からの電話がかかってきました。

莉桜です。

「ごめんなさい。直木のこと、多分…私のせい」

謝る莉桜に、悠依は会いに行くと告げました。

その頃、警ら中の警官が莉桜を発見し、魚住たちもその場所に駆け付けていたのです。

しかし悠依が莉桜を見つけた瞬間に、一台の車が停まり、そのドアが開きました。

凍り付く莉桜を見つめていたのは千代です。

莉桜は抗えず車に乗り込んでしまいました。

直木は走り去るその車を追いましたが、魚住はその場で倒れてしまいます。

叶恵はご先祖様が書き残した古い書物を漁っていました。

そして、その中に「幽霊に近づきすぎる者は命を削られて死ぬ」という記述を見つけてしまうのです。

特におすすめしたいシーンは魚住の実家のお寺!

今回のキーパーソンは何と言っても魚住家のお姉さん、叶恵です。

霊媒体質とは言え、さらりと直木と樋口を受け入れて、茶の間でこたつを囲んで話しているシーンはシュールでした。

その立ち位置は、まるで知識と経験に裏打ちされたカウンセラーのよう。

そしてその霊媒体質はもれなく子供たちにも受け継がれているようで、樋口が幽霊なのを承知ではしゃいで遊んでいるというのは結構凄いなぁと思いました。

お寺に残された古い文献から導かれたのは、魚住が直木と一緒にいることの危険性です。

命を削り、命を落とす___叶恵が魚住に感じた異変は現実のものとなっていたのです。

第6話の口コミや評価

ドラマ第6話の視聴率

7.0%

第7話のあらすじ&ネタバレ

魚住の命を守るために…(あらすじ)

莉桜が拉致された車は山梨で発見されましたが、そこには誰もいませんでした。

悠依が暮らす直木の部屋に取り付けられた盗聴器が見つかり、水道工事のふりをして訪れたのが希也だったと確定したのです。

倒れた魚住は宋先生の病院で検査を受けていました。

叶恵はその状況を感じて「このままでは、最後には死んでしまう!」と魚住に警告したのです。

実は魚住の霊媒体質は非常に強いもので、これまでは幽霊が見えないように、守られていたのかもしれないと感じていたのです。

叶恵は僧侶である夫と二人で、魚住の命を守るために懸命に祈祷を続けていました。

直木は莉桜たちを追って横須賀の武藤邸に辿り着きました。

そこに千代と希也がいたことを確かめ、住所を魚住に伝えたのです。

正規の捜査でたどり着いた情報ではないため、魚住は一人でそこに乗り込みましたが、千代以外誰の姿もありませんでした。

その頃、黒い服の女の幽霊が直木と魚住の前に現れました。

原田弥生と名乗る彼女は、宋先生に伝えたいことがあるのだと言います。

彼女は、ソウルで車の運転中に脳出血を起こし、宋先生の夫の車を巻き込んだ事故を引き起こしたのだと告白しました。

そのことを宋先生に謝りたいのだと言いますが、それを亡き夫とそっくりの顔をした魚住から伝えられて、宋先生は混乱しました。

「私は許してあげないといけないの?謝られてどうとかじゃない…許すとかじゃない…ごめんなさい、あなたのことを許せない」

そして言いました___「思い残しがあるのは、幽霊だけじゃないですよ。幽霊でも良いから、会いに来てくれたら良いのに」と…。

叶恵は直木と悠依に直接会って「譲から離れてください」と頼みました。

直木と一緒にいることで、魚住の命が削られる危険性を教えずにはいられなかったのです。

「ごめんなさいね…私は、譲が大事」という叶恵の言葉を受けて、悠依は魚住に「散々お世話になっておきながら…申し訳ないんですけど。直木とは会わないで下さい」と言ったのです。

取り返しがつかないことになってはいけないから___と。

「堂々と幸せでいろよ!」(ネタバレ)

希也が動き出しました。

その手にしたタブレット端末には、悠依の店の地図が表示されています。

まさにその頃、一人の少女がその場所に立っていました。

悠依が声をかけると彼女は言ったのです。

「尾崎莉桜さんに言われて来ました…助けて!」

その少女を店の中に匿った悠依と直木でしたが、少女は「警察に言ったら殺す」と脅迫されていました。

安全な場所を求めて、少女をその祖母の家まで送り届けた悠依と直木でしたが、その帰路、突然鉄パイプを持った男に襲撃されたのです。

咄嗟に庇おうとした直木でしたが、彼にはどうすることもできませんでした。

そこに現れて飛び出し、男を制圧したのは魚住だったのです。

逮捕された男は、希也ではありませんでした。

魚住は警察に黙って単独行動をとった悠依を咎めました。

「無事で良かったです。…でも」

一歩間違えば命の危険があったことは確実でした。

「ひとつ、確認させて下さい。あなたは20年前に彼女らのような被害に遭われたことはありましたか?」

その魚住の問いに悠依は「私は何も…」と答えました。

しかし、彼女は自分もそうなっていても不思議はなかったのだと考えていました。

自分と、あの少女と、莉桜と何が違うのだろう、と。

そして今、自分だけが生きていることにも罪悪感のようなものを感じていたのです。

そんな悠依に、直木は「無事でいることに何の罪があるんだよ…堂々と幸せでいろよ!」と言いましたが、その声は魚住にしか届きません。

しかし、直木が言いたいことは伝わるのだと悠依は言いました。

「ごめんね、ありがとう」そうつぶやいた悠依の視線の先には、見えないはずの直木がいたのです。

そのころ…学習塾に一人でいた池澤は葡萄のグミを無心に食べていました___。

特におすすめしたいシーンは、叶恵さんの御祈祷!

魚住の姉の叶恵さんが凄く有能な霊能者だったことが判明しました。

お寺を継いだのは彼女のお婿さんなんですね。

二人で懸命に護摩を焚いて魚住のために祈祷していたところは、笑ってはいけない真剣なシーンのはずなのに思わずくすっと笑えてしまう、思わぬ癒し要員です。

そこにもう一人、樋口が加わるとさらに楽しくなります。

すっかり魚住家のシッターさんとして馴染んでいましたが、そんな彼自身もこの物語の中で成仏することが出来るのでしょうか。

そして『成仏すること』自体が善で、人は誰しも亡くなったらそうあるべきなのか?というのも本作で投げかけられているテーマです。

第7話の口コミや評価

ドラマ第7話の視聴率

7.6%

第8話のあらすじ&ネタバレ

千代のビジネス(あらすじ)

千代は悪い予感がして、女の子たちと莉桜を他の場所に移しました。

それは魚住がひとりで武藤邸を訪ねるほんの少し前です。

莉桜は自分と名前が似ている”莉果”という少女を気にかけ、そして逃げるように促しました。

その夜、莉桜は千代の『顧客名簿』を探しているところを希也に見つかってしまうのです。

莉桜は意を決して尋ねました。

「涼香を、殺した?」

希也はそれを認め、彼女を殴って車に放り込んだのです。

その様子を見ていた莉果は武藤邸から姿を消しました。

千代は残された三人の少女に大金を渡し、口止めをして逃がしました。

「忘れちゃえばいいわ。そうすれば…何も怖いことはないから」

千代の張り付いたような微笑に、少女たちは逆らうことができません。

その頃、希也は池澤に会っていました。

ふたりは18年前に知り合っていたのです。

魚住の実家の寺では、樋口と叶恵が懸命に古い文書をめくり、魚住と直木が共存できる可能性を探っていました。

そして一つの方法に辿り着いたのです。

魚住に手渡されたのは赤いお守り袋でした。そこには猫の毛が入っています。

直木は極度の猫アレルギーだったのです。

そのお守り袋には猫の毛が詰めてあり、それによって強すぎる直木のパワーが程よく緩和されて魚住が守られていました。

悠依たちに匿われた莉果は児童相談所の保護下にあり、彼女の証言で千代に警察の捜査が及びました。

家出した未成年の少女たちを家に住まわせていたことが問題になったのです。

しかし、千代は「女の子たちを保護していただけ」と答えました。

莉果が証言した少女たちの『仕事』については、顧客リストもお金の行方も判明せず、警察はそれ以上の追及が出来ません。

その頃、幽霊の原田弥生は宋先生(ハヨン)のために、亡き夫のウジンにそっくりな魚住に頼みごとをしていました。

ウジンの代わりに、ハヨンに言葉を伝えて欲しいというのです。

悠依に呼び出されたハヨンはワインで酔っぱらい、ウジンの思い出を語りました。

「急に告白してきて…急に死んじゃって、訳解んない…」

目の前に急に姿を現した魚住に、ハヨンはきょとんとしていました。

夢だと思ったのです。

「今度会ったら言おうと思っていたことがあるんだけど。あなたに『好きだ』って言われた時、すごく嬉しかった。本当はね…会った時から大好きだったの…」

魚住も韓国語でハヨンに答えました。

「僕もハヨンといられて幸せだった」

「私も、愛してる…愛してる!」

すると…弥生の身体が透け始めました。

弥生の”思い残し”が魚住を通して叶ったのです。

「ありがとう。さようなら…」

そう言って、彼女は消えました。

翌朝、弥生はハヨンの前に現れて言葉を交わし、満足げに成仏していったのです。

グミ男の正体(ネタバレ)

海に近いとある駐車場に一台のバンが停まっていました。

それを取り囲んでいたのは消防の救急隊と警察官たちです。

運転席にいた希也はこと切れていました。

莉桜はその後ろで倒れており、一酸化炭素中毒で意識不明だったのです。

二人は自殺を図ったようだと判断されました。

希也は涼香と直木の殺人容疑をかけられ、被疑者死亡のまま処理されることになったのです。

それを知って、直木はどうして自分が殺されたのか…その現場がどうして広田家のリビングだったのかということが気になっていました。

そして、自分の身体が見つかった時に、池澤が呟いた「何であんな所に」という一言が引っ掛かっていたのです。

その頃、魚住は希也と池澤の思いがけないつながりを見つけました。

18年前、少年鑑別所にいた希也の身元引受人の欄に『池澤英介』の名前があったのです。

「だったら…英介さんが俺を殺す理由は何だ?!」

ちょうどその頃、病院を訪ねた悠依は池澤と鉢合わせしました。

そして彼は悠依を広田家に誘ったのです。

池澤はその少し前に希也と会っていました。

「あの女…莉桜を殺して俺に自首しろってさ」

希也は池澤に千代がしてきたことを告白しました。

そして、千代は希也の母親だったのです。

「あいつの悪事を暴きたい」

そういった希也は翌朝遺体となって発見されていました___。

ハヨンは病院で警察官が慌ただしく動く様子を見て異変に気付きます。

莉桜の病室付近で不審な男性が発見されたというのです。

それが悠依と一緒にいた男だと気づき、ハヨンは魚住に連絡しました。

池澤が狙っていたのは、悠依だったのです。

魚住が電話した時に、悠依は広田家のリビングで、池澤と二人でいました。

「もし今、池澤と一緒にいるなら、何か理由をつけてすぐに離れて!」

そう指示した魚住は、池澤が直木を殺した可能性があると悠依に告げたのです。

悠依が振り向くと、池澤は手にした葡萄のグミをむさぼるように食べていました。

思い出の遊園地…あの日、莉桜と涼香を乗せていた車のドライバーは、池澤だったのだと悠依は確信したのです。

「どうして…?」

悠依はそう問わずにはいられませんでした。

特におすすめしたいシーンは、猫カフェの直木!

叶恵さんとの会話で悠依が思い出した過去の回想ですが、直木と二人で行った猫カフェのシーンが秀逸でした。

直木が苦手なもの、体が拒否反応するものを聞かれて悠依が思い出したのです。

直木が亡くなる二か月前、とある猫カフェで開かれた猫の里親さん探しのイベントで、直木は真っ赤な顔で涙を流し、鼻水とくしゃみが止まらなくなって困惑していました。

猫をお迎えしたくてやってきた悠依でしたが、顔をくしゃくしゃにして「すっげぇ飼いたいし、すっげぇ可愛いんだけど…俺、ムリみたい…」という直木の様子を見て、飼うことを諦めたのです。

その時の記憶が”お守り袋”の猫の毛に繋がるのでした。

第8話の口コミや評価

ドラマ第8話の視聴率

6.2%

第9話のあらすじ&ネタバレ

何故、直木が死ななければならなかったのか(あらすじ)

1月13日、ハチドリでは子ども食堂が行われていました。

その厨房で働いていた直木は、池澤にこれから莉桜と会うのだと言ってしまったのです。

すると池澤は直木の食事に薬を混ぜて眠らせてしまいました。

彼は莉桜と直木が会うことで昔の自分のことを知られたくなかったのです。

しかし、池澤が莉桜との待ち合わせのカフェに向かうと、入れ違いに直木の元に莉桜が訪れました。

そして彼女は直木に千代が企んでいることと、池澤がその手下であることを伝えたのです。

千代は20年前、莉桜や涼香を操り、客たちに斡旋していました。

そのことをネタに強請ろうとして、涼香は殺されたのです。

莉桜は直木に、池澤から離れるようにと伝えました。

その日の夜、直木は広田家で池澤と会っていました。

直木たちがこの家で暮らしていた頃、池澤は千代の元から離れ、広田夫妻によって更生して裏の世界とは離れていたはずだったのです。

彼は今携わっていた困窮している子供達を守る活動に専念したいといいましたが、直木はそれでは千代に苦しめられている少女らを見捨てることになってしまうと言いました。

その瞬間、背中を向けた直木を、池澤は躊躇なく刺しました。

「甘いよ?世間は許してくれないよ。過去がある限り、俺は赦して貰えないんだよ」

池澤はもう一度直木を刺しました。

「ごめんなぁ。良い人間になりたかった…」

床に転がった直木は散らばってしまったセントポーリアの花に手を伸ばしました。

そして彼は息絶えたのです。

 

その池澤の告白を聞いて、悠依は呆然としていました。

直木のことを「良いやつ過ぎて、嫌になっちゃった」という池澤は、手にしたドライバーで悠依に襲い掛かったのですが、そこに魚住が現れました。

咄嗟に悠依を人質に取って庭に逃げた池澤でしたが、次の瞬間、彼の目に広田が現れたように見えたのです。

驚いて悠依を突き飛ばした池澤は雷に打たれて倒れました。

それは直木の不思議な力によるものだったのです。

池澤は応援の警察官たちによって逮捕されました。

そしてようやく落ち着くかと思われた時、広田家の廊下で、直木が消えかけていたことに魚住が気づいたのです。

「待って!直木…だめ!」

魚住は「どうしてもっていう時には僕の体使えって言ったでしょ!」と叫び、命がけでその体を直木に譲り渡したのです。

悠依の目の前にいた魚住の体は直木の姿に見えました。

「俺、悠依と会ってさ、ごめん、悠依…」

直木が白い光に包まれ、溶けるように消えていきました。

彼は最後に、大切なことを何も言わないままに逝ってしまったのです。

ちゃんとしたお別れなんて、ないのかも…(ネタバレ)

警察が武藤千代を逮捕し、事件の全貌が明らかになりました。

涼香を殺したのは希也、そして彼を手にかけたのは千代の指示を受けた池澤でした。

魚住はその捜査を続けていましたが、先輩の田島に「魂抜かれたような顔をしてる」と言われていたのです。

その頃、悠依はハヨンの勤務先の病院にいた莉桜の元を訪れていました。

一酸化炭素中毒から回復した莉桜は自分が直木を巻き込んでしまったと悔いていたのです。

しかし、悠依はそんな彼女に「直木が言ってた…無事でいることに罪はないって」と言って慰めました。

そして千代から守ってくれたことについてお礼を言ったのです。

魚住は、悠依の元を訪れて尋ねました。

「どうしても気になって…あのとき、最後、直木さんはあなたに何も言わなかったんじゃないですか?」

そう、直木は大切なことを言い残さずに消えてしまったのです。

しかし悠依は後悔していませんでした。

そして命がけで直木に体を貸してくれた魚住が無事だったことにもホッとしていたのです。

「ちゃんとしたお別れなんて…ないのかも。みんな、こんな感じで生きていく」

悠依は目を潤ませてそう言いました。

特におすすめしたいシーンは、ハンバーグを作っていた直木?!

「全部、夢だったら良いのに」

直木の部屋で暮らし始め、そのベッドで目覚めるときに悠依は思っていました。

しかしその朝、物音に気付いてリビングのドアを開けると、その先にあるキッチンに人影が…。

「起きた?腹減ってる?」

直木が、そこにいたのです。

彼は悠依の大好物のハンバーグを食卓に並べました。

「食べないの?」

そう問う直木に、悠依は呆然として聞き返したのです。

「これは夢?」

「夢じゃない」

では、自分は死んでしまったのかと混乱する悠依でしたが…。

手を伸ばすと、そこには幽霊ではない直木がいたのです。

第9話の口コミや評価

ドラマ第9話の視聴率

12.4%

第10話のあらすじ&ネタバレ

まるでご褒美のような一日(あらすじ)

全てが終わって間もない朝、由衣が目覚めると直木がいました。

実体です。

「これは…なに?」

直木自身も、気づいたらそこにいた、というのです。

「こうしたかった!」

彼は悠依を抱きしめ、キスしました。

直木が作ってくれたハンバーグは美味しくて、いつものようにお箸を準備してくれていた直木の気遣いもうれしく、悠依は大切に味わって食べました。

直木自身も「すげぇシアワセ」と言います。

悠依は残された思い残しについて尋ねました。

「リスト作る?」

残された時間はあとわずか。

無駄には出来ないと考えていたのです。

二人は魚住を呼び出しました。

三人で度々過ごしていたファミレスの前で待っていると、魚住は悠依を心配して現れました。

そして直木を見て、彼は混乱し「えーーーーー?!」と叫んだのです。

魚住は、並んで座る直木と悠依を見て、そして二人が直接会話しているのを聞いて「ずっと見ていたい」と言いました。

二人は出勤していく魚住を見送り、そして夜にまた会う約束をしました。

そして悠依がしたかったことを始めたのです。

一緒に服をみて選び、散歩する、そんな当たり前のデートです。

そんな中で、直木はふと顔を曇らせました。

不和なままで終わらせてしまった家族のことを思い出したのです。

悠依は直木の両親を部屋に呼びました。

そこは正式な手続きを踏んで引っ越した場所ですが、もともとは直木が暮らしていた部屋です。

そこで、直木が作ったハンバーグを二人に食べてもらったのです。

「美味しい…」

父も母も、そう言って大切に食べてくれました。

直木は隣の部屋でその様子を見ていたのです。

そして思いがけず弟の拓海(青木柚)の消息も判明しました。

彼は今、病気を克服して働いているのだというのです。

拓海は事件のことも、直木が亡くなったことも知りません。

直木が呼び出すと、スーツ姿の拓海は「兄ちゃん!」と呼んで駆け寄ってきました。

余りに久しぶりの再会でしたが、彼が大人になって働いている姿を、直木は眩しそうに見つめていました。

「ありがとう、俺を生かしてくれて…会ったら、絶対言おうと思ってた。ごめん、ずっと…」

そう言う拓海に、直木は「ガンバレよ」と言って別れを告げたのです。

その次に直木が向かったのは魚住の実家のお寺でした。

そこにいた樋口と叶恵は驚き、しかし笑顔で迎え入れてくれたのです。

樋口はまた自分だけがこの世に残されることにしんみりしていましたが、叶恵は「好きなだけ、うちにいればいい」と言いました。

まるで守護霊のように、そして子供たちのシッターのように、樋口は馴染んでいたのです。

しかし、そこに驚くべき人物(幽霊)が現れました。

事件の被害者だった涼香です。

彼女は買い物依存症でしたが、通販のお客様対応の仕事をしていた樋口と何度も電話で話しており、その名前を憶えていたのです。

そして樋口が亡くなっていることを『むこう』で聞いて、会いに来たと話しました。

樋口は素直に喜び、「世の中捨てたもんじゃない」と言います。

その頃、悠依は病院に莉桜を訪ねていました。

ハヨンと三人でおしゃべりしていたのです。

悠依は莉桜が退院したら一緒に住めばいいと申し出ました。

ハヨンも遊びに行くから一緒に飲もうと言ったのです。

白い猫は、誰?(ネタバレ)

その夜、仕事を終えた魚住は直木の部屋にやってくると、オムライスを直木が作ってくれました。

三人でそれを食べ、ワインを飲みながらゲームをし、お喋りをして過ごします。

カードゲームをやっていると、直木は「これ、ふたりでもできるから、また遊んで…」と言いましたが、悠依は「そういうふうに”託される”のは、好きじゃない」とさらりと言いました。

魚住は部屋にあった「100万回生きたねこ」の絵本を手に取っていました。

直木と魚住は屋上に上がります。

そして直木は思わず口にしてしまった、悠依を託す言葉を「嘘だから」と濁しました。

「俺、あのとき…魚住さんに会えて良かった。あなたに救われた…すっげぇ変な時間だったけど、楽しかった。ありがとう…感謝してる!」

二人は、泣いていましたが、残された時間はあとわずかです。

悠依は直木と一緒に行きたいところがあるのだと言いました。

時間は22時半を過ぎています。

魚住は、そんな彼女に尋ねました。

「白い猫は、どっちですか?」

「私にとっては…直木です」

そして魚住は二人を送り出しました。

「鳥野直木のいない世界なんて意味わかんないって神様に怒鳴りながらでも良いです…帰ってきてください!そう思っているのは、あなただけじゃない」

特におすすめしたいシーンは、夜明けの海を見る悠依と直木

静かな海岸までやってきて、二人は流木に腰を下ろして海を見ていました。

うっすらと水平線が白くなり、間もなく夜が明ける気配です。

空気は春の匂いがします。

里親さんのもとで迎えた卒業と、お別れの日々のことを思い出していました。

そして偶然の再会はまさに奇跡だったと悠依は思っていたのです。

直木は、いつか店に来ていた子供たちに話をしてやってほしいと悠依に頼みました。

「君たちが見ていた英介さんも『嘘じゃなかった』って」

悠依はまだ水澤のことはとても許せません。

でも、直木は…彼によって救われた子供が確かにいたはずだと言うのです。

「直木は良い人過ぎる」と悠依は苦笑しました。

「俺は、悠依とこうなるために生まれてきた…これから先に、悠依が笑って生きてくれるのなら、俺の人生には意味があった。だから、笑っててよ…一人にさせてゴメン」

太陽が昇り、二人の顔がオレンジ色に照らされ始めた頃…。

「もう行くの?」

「悠依、ありがとう、さよなら、愛してる」

「直木、大好きだよ」

「愛してる」

「うん、愛してる」

「やっぱ照れる…海でも見ててよ。愛してる…愛してる、愛してる…」

繰り返して言った言葉が途切れ、彼の姿は消えてしまいました。

しかし、悠依は確かに口笛の音を聴いたのです。

第10話の口コミや評価

ドラマ第10話の視聴率

 

 

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