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【君が獣になる前に】原作とドラマの違いは何?結末や内容に違いは?

666人の死傷者が出た毒ガステロ事件『The Beast』の犯人として、現場で死亡した人気女優・希堂琴音(玉城ティナ)

しかし、彼女のしたことが信じられない幼馴染の”お兄ぃ”こと神崎一(北山宏光)は自ら渦中に飛び込んで命を落としながらも、タイムリープという奇蹟を経てその事件の真相を暴き、琴音を救うべく奔走を始めます。

原作コミックは昨年春に完結していますが、実写化に際していくつかの変更点がみられます。

それは結末に何か影響を及ぼすものなのか…?!

検証してみましょう!

※原作ネタバレ有りです。ご注意ください。

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人気コミック【君が獣になる前に】について

原作はさの隆さんによる人気コミック作品で、講談社・週刊ヤングマガジン2021年45号~2023年15号で連載され、全70話(全8巻)の単行本になっています。

原作者:さの隆さんについて

愛知県出身のさの隆さん。

2004年に月刊少年マガジン(講談社)でデビューし、『打撃王 凜』を連載しました。

当時の名義は佐野隆です。

それ以降は2014年に週刊少年マガジンで『鉄の王』を、2017年にマガジンポケットで『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』を発表したのを経て、『君が獣になる前に』連載に至ります。

最近の作品ではバイオレンス、そしてサスペンス系の作品を扱っており、人間の暗部をえぐるような物語を多々描いています。

本作も『毒ガス』や『テロ』という、まだ多くの人の記憶に残るリアルな事件を連想させるものであり、ドラマ化を聞いて喜ぶより先に驚いた、とのコメントがありましたが、ご本人も『一視聴者としてとても楽しみにしております』とのことでした。

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ドラマ【君が獣になる前に】の原作との相違点

久保田玄装→大久保玄装の設定変更

琴音の無実を晴らそうとするグループの主要メンバーである壮年の男性がいます。

  • 原作では久保田玄装(げんしょう):大物俳優
  • ドラマでは大久保玄装実業家

ドラマで演じているのは高橋光臣さんですが、ご自身が『私にとっては珍しい役柄』とコメントしています。

琴音や仲間たちの若い世代を見守り、導く大人の男性ですが、なぜ名前と職業が異なるのかがまだ明かされていません。

そして、3話までで、彼が謎の多い”ビスケットルーム”に関わっていた様子の描写がありました。

彼が神崎や琴音の本当の味方なのか、敵なのか、双方に通じていて暗躍しているのか…まだその真意は見えません。

 

琴音のイヤリング

原作では”The Beast”の事件が起こる前の別れ際に琴音が神崎に託した星型のイヤリングがありました。

その際に『私をとめられたのはお兄ぃ…あなただけだったのに』という謎の言葉を残した琴音。

しかし、それが神崎の手元に残されたのに、事件当時の映像の琴音の耳には、そのイヤリングが着けられたままでした。

何か、事件の謎のヒントになるかと思われたアイテムでしたが、ドラマには登場しませんでした。

南田刑事の存在

原作では柳刑事(深水元基)とともに神崎の元にやってきた女性南田刑事がいました。

長身で黒髪のポニーテールというキャラクターで、神崎の事情聴取にもずっと同席していましたが、ドラマには登場していません。

ドラマで柳とともにビースト事件を担当しているのは男性の高村刑事(別紙慶一)です。

実はこの南田刑事こそが裏で琴音をとりまく状況を操り、『ビースト事件』を引き起こした黒幕でした。

彼女が慕っていた伊東史朗という人物が琴音の過去に繋がり、とある事件でストーカー殺人犯として世間に知られるようになったのです。

そのことで、南田は琴音を恨み、琴音を最悪のテロ実行犯として貶めようとした、というのが『ビースト事件』の真相だったのです。

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ドラマ【君が獣になる前に】の結末を考察

タイムリープがテーマとなっている本作では、神崎たちが琴音を救うためにタイムリープを繰り返し、その度に様々な状況が変異していきます。

さらにその過程で、琴音や神崎の過去、彼らの両親が亡くなった事情などにも絡む人々が登場し、現在に至るまでのさまざまな因縁が詳らかにされていくのです。

しかし、南田刑事が登場しないなど、一話から既に原作とは異なる設定が動き出していました。

多くのキャラが入り乱れることから、その設定を取捨選択して南田のキャラを他の人物に追加・変換したのか、それとも真犯人を全く別に仕立ててストーリーを構築して実写化を試みているのか。

柳刑事がその役割を負っているかどうかもまだつかめないままです。

視聴者も、原作ファンも、神崎と一体化して事件の渦中に放り込まれているかのようです。

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まとめ

本作『君が獣になる前に』は、原作コミックもドラマも、一話から凄惨な毒ガステロ現場を目の当たりにし、しかもそれを実行したのが人気女優の希堂琴音という”あり得ない”始まり方でした。

容赦のない描写をドラマでも再現し、賛否両論あることと思われますが、テレビ東京のチャレンジングな制作のマインドを感じるドラマです。

そして、ドラマ化に際して変更された設定に託された意図など、まだまだ見えないことは多々あります。

しかし、キャストの皆さんは原作にかなり忠実にそのキャラを作り込み、『ビースト事件』とタイムリープを繰り返すさまを見せてくれています。

限られたドラマの尺の中で、あの複雑な原作の多層構造的な因縁と流れをどう見せてくれるのか。

神崎と琴音が最後に辿り着くのは、同じところなのか…それとも?!

ここから後半、そしてラストに向けて怒涛の展開になることは間違いありません。

神崎の目と耳と心を通して、ビースト事件を紐解き、そして未来を掴む…そんなプロセスを堪能していきましょう。

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