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「大病院占拠」あらすじ&ネタバレ!立てこもった『鬼』たちの目的は?!おすすめのシーンを紹介!

神奈川県立医科大学付属の界星堂病院は日本屈指の最新システムを導入した大総合病院です。

その心療内科に一人の男・武蔵三郎(櫻井翔)が治療に訪れました。

彼は休職中の神奈川県警の刑事(警部補)です。

そして別居中の妻・裕子(比嘉愛未)はこの界星堂病院に勤務する心臓外科医でした。

多くの人が行き交う穏やかな病院の空気はその瞬間一変しました。

爆発が起こって武蔵は吹き飛ばされ、病院は完全にロックダウン___人々の前に現れた犯人たちは、全員鬼の面を着けていたのです。

櫻井翔さん主演のノンストップ”籠城”サスペンスです!

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大病院占拠!新情報まとめ

・「大病院占拠」オリジナル・サウンドトラックが3月15日に発売になります。

・5話までで病院内にいる鬼たちの正体が判明しました!

「大病院占拠」の原作は?

原作はありません。

日テレオリジナル作品です。

「大病院占拠」の主題歌は

主題歌はSnow Man「W」(MENT RECORDING)です。

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大病院占拠 第1話のあらすじ&ネタバレ

それはある平穏な日に突然起きた…(あらすじ)

界星堂病院の心療内科を訪れた武蔵は心療内科の常陸医師(水橋研二)の診察を受けました。

彼は神奈川県警捜査一課強行犯係の刑事でしたが、一年前の”ガソリンスタンド立てこもり事件”で心に傷を負い、今は休職していたのです。

武蔵の妻・裕子(比嘉愛未)は優秀な心臓外科医で、ちょうどこの日は重要な手術を担当していました。

その頃、神奈川県知事の長門道江(筒井真理子)が視察に訪れ、院長の播磨(津田寛治)がアテンドをしていたのです。

人気動画サイト”イナバウアーチャンネル”を運営する動画配信者の因幡由衣(明日海りお)は、何者かに「病院の真相を明らかにして欲しい」と依頼され病院の地下駐車場に呼び出されていました。

多くの人々が行き交う病院に突然爆発音が轟きました。

騒然とする中、1階ER入口から黒ずくめの集団が銃を乱射して人々を制圧し始めたのです。

「たった今…我々は、この病院を占拠しました!」その直後、神奈川県警はSIS(捜査一課特殊班)の和泉さくら管理官(ソニン)を指揮官とした緊急捜査指揮本部を立ち上げました。

県警本部長の備前(渡部篤郎)の麾下、有能な警察官たちが召集されたのです。

鬼の面を着けた武装集団(ネタバレ)

武装集団は全員が色違いの鬼の面を着けていました。

体格も性別もまちまちで、声はボイスチェンジャーで加工されており、正体がつかめません。

武蔵は裕子の身を案じて混乱の中病院の中を駆け抜けていました。

その頃、裕子は手術の最中でしたが、そこにも鬼が乱入し、全員が手術室を出るように脅されたのです。

人々は1階のロビーに集められました。

そこで常陸医師が鬼たちに「貴方達の目的は何ですか?」と問いかけましたが、彼はあっけなく射殺されてしまいました。

誰もが呆然とする中で、常陸はストレッチャーに乗せられて運び去られてしまいます。

鬼たちは病院の医師と院長ら関係者、そして知事を残して人質を解放しました。

そして病院内のある部屋の中では”緑鬼”の手によってライブ配信のための準備が着々と進められていたのです。

モニターには『百鬼夜行ちゃんねる』の文字が…。

青鬼は口元を緩めて言いました。

「さぁ…鬼ごっこの始まりです!」

特におすすめしたいシーンは、冒頭のガソリンスタンド立てこもり事件

その日は、武蔵の娘・えみり(吉田帆乃華)の誕生日でした。

プレゼントのクマのぬいぐるみも用意していたのにもかかわらず、武蔵は立てこもり事件の現場に急行したのです。

指揮を執っていたのは和泉でした。ガソリンスタンドの店内で客と店員を人質に立てこもっている男…尾張耕太郎(青島一平)は女性の首にカッターナイフを突きつけて一触即発の状態でした。

猶予がないと判断した武蔵は拳銃で急所を外して尾張を撃ちましたが、よろめいた尾張が卓上の灰皿を床に落としたところで床にまかれた灯油に引火し、大惨事になってしまいました。

武蔵の行為に過失はありませんでしたが、その時に火傷を負い、意図せず尾張を死なせてしまったことがトラウマになって仕事を離れることになったのです。

このシーンが丁寧に作りこまれているところを見ると、病院立てこもり事件の端緒の一つがここではなかったか、と言う予感がぬぐえません。

一瞬映りこんだだけのものにもヒントが隠されているかのような気持ちになってきます。どうぞじっくり観なおしてみてください。

第1話の口コミや評価

「大病院占拠」ドラマ第1話の視聴率

7.2%

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大病院占拠 第2話のあらすじ&ネタバレ

囮にされる裕子(あらすじ)

マスコミ関係者の元にメールが届きました。それを開くと、動画が流れ始めます。

そこには常陸医師が射殺された場面が映っていました…。

そして鬼の印とともに「皆さまをご招待します」の文字が…。

鬼たちは「百鬼夜行ちゃんねる」という動画配信サイトを設置し、その登録者が十万人に達したらライブ配信を始めると告知したのです。

武蔵は鬼たちにその姿を見られ、無数のドローンに追われてダクトの中に逃げ込みましたが、鬼たちは武蔵と裕子の関係を知っており、青鬼は裕子を囮にして武蔵をおびき寄せようとしています。

武蔵はダクトを通って人質たちが集められているICUに辿り着き、病院内に残されている人質が全員無事だったことを確認しました。

百鬼夜行ちゃんねる、配信スタート(ネタバレ)

百鬼夜行チャンネルは海外のサーバーを経由して発信されており、神奈川県警のSISでもその詳細がつかめずにいました。

武蔵の背後にドローンが迫り、爆発しました。

ダクトから転落した武蔵は鬼たちに発見されて逃走を図りますが、人質になった裕子のもとに連れてこられます。

武蔵と裕子は再会しましたが、裕子は3階の窓から転落しそうになり、それを庇った武蔵が青鬼に突き落とされてしまいます。

植え込みのおかげで命は助かりましたが、状況は悪化の一途をだどります。

その頃、因幡由衣はカメラを手にして界星堂病院の中を探っていました。そして鬼たちが「例の場所は見つかったか?」と話しているのを耳にします。

救急搬送された武蔵は治療を拒み、捜査本部に向かいました。

その頃、百鬼夜行ちゃんねるの登録者数が十万を超えて、配信が始まります。

青鬼から直接アクセスがあり、神奈川県警ではさくらがネゴシエーターとして対応することになりました。

鬼は一人の人質をカメラの前に引き出しました。

そしてその人物に対してクイズを出しました。

それは彼の過去の犯罪を暴露するものだったのです。

人質は解放されましたが、その顔と罪が10万人に曝されたのでした。

「前座はここまでにしましょうか」

そして次に引き出されてきたのはタレント医師として有名な土佐大輔だったのです。

特におすすめしたいシーンは武蔵(櫻井翔)の『ダイハード』!

鬼たちが病院を制圧した時、武蔵は偶然その館内にいたのです。

それは恐らく鬼たちにとって最大の誤算でした。

そして銃器を持った鬼たちが徘徊する院内を巧みにすり抜けて、武蔵は裕子たち人質が監禁されている場所を特定して接近、数々の危機を切り抜けていきます。

まさに映画『ダイハード』を思い出させるアクションが展開し、武蔵のこれまでの仕事ぶりを言外に語っているような流れになっています。

和泉と同期で現場主義の無鉄砲…。

まさか3階から転落してほぼ無傷で動けるとは!その強運が今後のカギを握っています。

第2話の口コミや評価

ドラマ第2話の視聴率

7.6%

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大病院占拠 第3話のあらすじ&ネタバレ

二人目のターゲットは土佐大輔医師(あらすじ)

人質の看護師、安芸しおり(呉城久美)は膵臓疾患を抱えており、インシュリンの注射を持ち歩いていました。

それを知った裕子は鬼たちにしおりを解放するように求めましたが、聞き入れられません。

そんな中でカメラの前に引き出されたのは、百鬼夜行ちゃんねる二人目のターゲット、タレント医師として有名な土佐大輔医師でした。

その頃、百鬼夜行ちゃんねるの登録者は三十万人を突破し、神奈川県警に様々な情報が届き始めます。

土佐の罪とは一体何なのか…そのカギは、昨年のハロウィンにあったようです。

武蔵に与えられた時間は二時間。武蔵はSISの捜査官・相模俊介警部補(白洲迅)を伴って”クラブ・タンゴ”という店に急行しました。

その日、店で開かれていたパーティで違法ドラッグの過剰摂取で倒れた女性が界星堂病院に搬送されていたのです。

タレント医師の正体(ネタバレ)

人質の一人、佐渡医師(坂田マサノブ)はしおりのインシュリンの注射器を盗み出しました。

そしてそれをトイレに流してしまうのです。

若狭(稲葉友)がそれに気づいて咎めましたが、佐渡は病院から抜け出すことを企んでいるのだと告白しました。

その頃警察に寄せられた情報から、クラブ・タンゴのハロウィンパーティに違法ドラッグが持ち込まれていたこと、そしてその場に土佐がいたことが判明しました。

そのパーティでドラッグを過剰摂取して亡くなったのは周防あかり。

その時に一緒に病院に搬送されたもう一人の信濃めぐみという女性が警察にその情報を流したのです。

土佐が違法薬物を使っていたこと、それによって、あかりは見殺しのように放置されて亡くなったのです。

土佐の罪は暴かれたものの、土佐は反省を見せません。

その時、緑鬼が正体を明かしました。

あかりの父親・周防誠(村上淳)です。

土佐はタイムリミットぎりぎりに謝罪したことでただ一人解放されましたが、その正体はネットを通じて全世界に配信されていたのです。

周防誠の素性が判明したことから、その行動が調べられ、彼が今回の事件が始まる直前に立ち寄った廃ビルが特定されました。

武蔵が到着すると、そこは鬼たちの”アジト”だったと判明します。その床に転がされていたマネキンに着せられていたのは界星堂病院の刺繍の入った白衣___その腕には”M.Kai”の文字がありました。

…直後、マネキンは爆発。武蔵と相模は吹き飛ばされたのです。

特におすすめしたいシーンは娘・えみりとの関係

えみりは9歳。

武蔵が警察を休職するようになってからは裕子とともに家を離れて暮らしています。

そのえみりは今回、裕子が人質になったことで警察の保護されてホテルに滞在していましたが、スマホで百鬼夜行ちゃんねるが流れ、そこに武蔵が奔走している姿が流れているのを見て思わず「あいつはヒーローじゃない。ママを泣かせた」と書き込んでしまいました。

トラウマを抱えて苦しむ武蔵はその矛先を家族に向けていたのです。

そこから”武蔵の娘”だとアカウントが特定されてしまい、ネットで顔が晒されてしまいます。

ホテルにも居場所を失い、えみりは警察の監視をすり抜けて街に走り出してしまいました。

彼女のこの行動が後に武蔵を苦しめることになったのです。

第3話の口コミや評価

ドラマ第3話の視聴率

7.4%

大病院占拠 第4話のあらすじ&ネタバレ

「アイシテル」(あらすじ)

廃ビルの爆発に巻き込まれた武蔵と相模はギリギリのところで逃げきり、命は助かりましたが、青鬼の指定していた時間にわずかに遅れてしまいました。

青鬼はそのペナルティとして裕子の頭に拳銃を突き付けて武蔵に問いかけます。

「奥さんのこと、愛していますか?」

唐突なその質問に「今そんなことは…!」と反論し戸惑う武蔵でしたが、青鬼は「答えてください!」と強く言葉を重ねます。

「愛してる」と武蔵は答えました。

青鬼は「愛する人は、いつ目の前から消えるか判りませんから…」と言いました。

次のターゲットは長門知事です。

ある人物の死の真相を明らかにすることが知事を救うための手段です。

それは四か月前に亡くなった界星堂病院の医師・甲斐正美(西原亜希)です。

院長のアリバイを崩せ!(ネタバレ)

甲斐正美が搬送されてきたときに担当した医師は土佐でした。

彼は「これから搬送されてくる人間を”急性心筋梗塞”で処理しろ」と何者かに脅迫されたと告白します。

その時、甲斐正美の肩に筋弛緩剤の入った注射針が残されていたことも明かしました。

甲斐正美は、誰かに殺されて、その事実を隠蔽されていたのです。

その頃、安芸の体調が悪化し、裕子は彼女が持っているはずの薬が紛失していることに気づきました。

佐渡医師はその薬を薬品庫から持ってくることを鬼から許されて監禁部屋から出されましたが、その時帯同させるはずだった若狭ではなく、裕子がついてきたのです。

SISの捜査で、甲斐正美は播磨院長とよく口論していたことが判明しました。

そして甲斐が亡くなった当日、現場のビルに院長の車が30分以上停まっていたことが発覚したのです。

しかしその日、秘書の石見のSNSには院長と二人で高級ホテルの高層階にあるレストランでディナーを楽しむ様子がUPされていたのです。

SISはその写真を精密に分析し、背後の窓に映りこんでいたマリーナベイタワーのライトの色が当日のものとは違うことを発見しました。

播磨院長のアリバイは崩れました。

百鬼夜行ちゃんねるの生配信が始まり、武蔵は石見が播磨院長とのアリバイ工作を行ったこと、そして石見と院長が不倫関係にあったことを明かしました。

その日、土佐にかかってきた脅迫電話が播磨院長の通話記録からも見つかり、万事休すです。

播磨は自分が甲斐を殺害したと告白しましたが、武蔵は否定しました。

土佐が甲斐の肩にあった注射針の様子を証言しており、それは「医師以外の人間が力任せに打ったから折れた」と証言していたからです。

甲斐を殺害した犯人は石見でした。

甲斐が院長に抗議していた様子に、自分たちの不倫が暴かれるのでは、と危惧したのです。

薬品庫に入ることに成功した佐渡は麻酔薬を隠し、隙を見て橙鬼に注射し、隙を見て脱走を図りました。一人になった裕子の傍に、因幡がそっとやってきて助けようとしましたが、裕子は具合の悪い安芸を気にかけて院内に残るというのです。

因幡はその場を後にしてさらに調査を進めることを決めました。その頃、土佐は出口に近づいたものの橙鬼と茶鬼に発見されて拘束されたのです。

青鬼は甲斐正美の事件の真相が暴かれたことで、次のターゲットを選ぼうとしていました。

そんな彼に対して、武蔵は自分と人質を交換しろと交渉したのです。

青鬼は武蔵と、今いる4人の人質を引き換えにすると決めました。

時間は30分後です。

えみりは街で警察官に保護されました。

武蔵にその一報が入り、彼は相模にえみりを迎えに行ってくれるようにと頼んだのです。

無事に警察官からえみりを引き取って武蔵の元へ連れてこようとしていた相模でしたが、その直後、彼は紫の鬼の面を着けた何者かに襲われ、えみりを奪われてしまいました。

そして約束の時間になり、病院の正面入り口には青鬼と、彼が引き連れた石見たちが現れました。

しかしそこには播磨院長の姿がありません。

実は甲斐正美が暴こうとしていた院長の悪事は不倫ではなく、彼にはもっと大きな罪があったのだと青鬼は言うのです。

県警本部長の備前(渡部篤郎)は姿を現した青鬼を狙撃し、特殊部隊を突入させろと命じました。

和泉の反対を押し切ってその命令は強行され、青鬼は肩を撃たれて倒れます。

激しい銃撃戦が始まり、突入は不可能になってしまいました。

そして始まった生配信___撃たれたのは青鬼の仮面をつけた佐渡だったのです。

特におすすめしたいシーンは灰鬼と桃鬼の正体___彼は、生きていた!

青鬼=佐渡の狙撃の傍にいたために返り血を浴びてしまった桃鬼。

ショックをうけてトイレに駆け込んだ彼女は仮面を外しました。

その正体は常陸医師の娘・亜理紗(浅川梨奈)だったのです。

その後を追うようにやってきたのは灰鬼…彼は事件の最初に銃殺されたはずの常陸医師でした。

その二人の会話を背後に隠れていた因幡が聞いていたのです。

佐渡が逃走を図ったことで裕子と武蔵に新たなペナルティが課せられました。

生配信の画面には相模の手から奪われ、監禁されたえみりの姿が映っていたのです。

第4話の口コミや評価

ドラマ第4話の視聴率

7.8%

大病院占拠 第5話のあらすじ&ネタバレ

えみりの居場所を探れ!(あらすじ)

えみりが監禁されている場所はマイナス5度…冷凍庫です。

子供の体力で耐えられるのは一時間が限界だと判明し、武蔵は懸命にその居場所を探りました。

その頃、佐渡は狙撃による大量出血で命の危機に瀕していましたが、鬼たちの間では意見が分かれていたのです。

灰鬼(常陸)は「関係ない人間は傷つけない約束だった」と抗議しました。

彼が撃たれてみせたのは、他の人質が余計な抵抗をせず鬼たちに大人しく従わさせるためでした。

しかしえみりを人質にしている段階では、これ以上社会の反感を煽らないためにも佐渡の命は救うべきだと青鬼は判断したのです。

その頃、武蔵は相模からえみりを誘拐したのが紫の鬼面を着けた180㎝のやせ形の人物だったと報告を受けていました。

鬼は病院の中にいる10人だけではなかったのです。

えみりを連れ去った車が”高島ふ頭”方面へ逃走したことを掴んだ武蔵は急行しましたが、車は乗り捨てられており、えみりは発見できません。

えみりの行方と佐渡のオペ(ネタバレ)

青鬼は佐渡の手術を裕子に依頼しました。

そして生配信で県警に対し「輸血と、手術経験のあるスタッフを派遣して欲しい」と要求したのです。

選ばれたのは三年前まで看護師だった淡路れいな巡査(二宮郁)です。

彼女は和泉の命を受け、バッグに盗聴器を忍ばせて病院に向かったのです。

その一つは発見されて破壊されましたが、もう一つは無事にそのチェックをすり抜け、院内に持ち込まれました。

その頃、えみりの映像を解析していたチームが音声に駐車場の発券機の音声に気づきました。

彼女は冷凍車に積まれて移動していることが発覚したのです。

そして歩行者用信号の「はないちもんめ」のメロディが判明し、それは周辺で一か所しか使われていないことから、えみりが乗せられた冷凍車が「ホテル・オシマ」の地下駐車場に停まっているものと特定されたのです。

武蔵はその場に急行してえみりを保護し、抱きしめました。

その頃、鬼たちの元にメールが着信しました。

そこには武蔵がえみりを奪還したこと、そして看護師として潜入した淡路が警察官であり、盗聴器がもう一つ忍ばせてあることを告発していました。

青鬼が手術室に向かうとそこでは佐渡のオペが行われている最中です。

裕子は懸命に彼の処置を続けていました。

しかし、青鬼は淡路に銃を突き付けて盗聴器の在処を尋ねましたが、彼女は口をつぐんだままです。

青鬼は容赦なく淡路の肩を撃ちました。

その様子に鬼たちも仲間割れを始めて、互いに銃を向けあう事態に陥ります。

青鬼は淡路が持ち込んだ輸血用の血液パックの中に盗聴器が仕込まれているのを発見し、破壊しました。

その間に裕子による処置は終わり、佐渡は一命をとりとめます。

負傷した淡路巡査と佐渡は解放されました。

特におすすめしたいシーンはもう一人の鬼の存在と因幡の策略

鬼たちの元に潜伏していた因幡がやってきました。

そして彼女は自分が撮った灰鬼と桃鬼の会話の動画を見せて、自分に何かあったらこの動画が公表されると脅したのです。

因幡は青鬼にインタビューを申し込みましたが、青鬼は百鬼夜行ちゃんねるとイナバウアーチャンネルのコラボを申し出て「もっとバズることをしましょう!」と因幡を煽ります。

武蔵がえみりとひと時の会話を交わした後、ホテルオシマの地下駐車場の壁にある動画が流れました。

そこにはホテルオシマにいた播磨院長の姿が残されていたのです。

百鬼夜行チャンネルの生配信がスタートし、次のターゲットは播磨院長だと告げられます。

「播磨院長がホテルオシマで犯した罪を暴け」という青鬼の要求が発表されました。

その直後、鬼たちは病院内の指令所に集まり、全員がその仮面を取りました。

しかし、その中に紫鬼の姿はありません…。

第5話の口コミや評価

ドラマ第5話の視聴率

7.1%

大病院占拠 第6話のあらすじ&ネタバレ

タイムリミットは午前5時(あらすじ)

事件のひと月前、鬼たちは顔合わせしました。

「もう後戻りできません」という青鬼。

共通の目的はありますが、鬼たちはまだ一枚岩ではありませんでした。

「皆さん、ようこそ百鬼夜行へ」___そして青鬼は計画を実行に移したのです。

午前3時から、イナバウアーチャンネルと百鬼夜行ちゃんねるがコラボ配信すると告知されました。

武蔵と相模はホテルオシマに向かいましたが、一年前の播磨院長が映っているはずの防犯カメラの映像に何か秘密がありそうです。

灰鬼と桃鬼は裕子を監禁場所から連れ出しました。

そして仮面を外すと、死んだはずの常陸と、その娘の亜理紗だったことに裕子は衝撃を受けました。

常陸は、甲斐正美が内縁の妻であり、亜理紗にとっては母親だったのだと告白します。

そして甲斐が不審な死を遂げた謎を知りたくて鬼になったのだと。

それが明らかになった今、これ以上犠牲者を出さずに事態を収束させたいと、協力を求めました。

一年前の防犯カメラの映像には、播磨院長が何か荷物を運び出す様子が度々残されていました。

しかしホテル内の防犯カメラはごっそりと消され、播磨院長の姿は残されていません。

そして、コラボ配信がスタートします。

別アングルの二つの画面で、同じ内容が流れたのです。

因幡は青鬼にインタビューを始めます。

鬼たちのことを「強いて言えば、同志、でしょうか」という青鬼。

配信が始まり、鬼たちの注意がそれた隙に、裕子たち人質は灰鬼(常陸)の誘導で院長室のシェルターに避難しようとしていたら、鬼たちが仲間割れを始めました。

事件を起こした理由を問われて青鬼は「この世界は理不尽で溢れている」と言いました。

鬼たちは皆、大切な誰かを亡くしていたのです。

「絶対に、許さない」という気持ちに突き動かされて彼らは動いていました。

それはまるで「世直し」であるかのように、青鬼は語ります。

武蔵がホテルの従業員更衣室を漁ると、副支配人の津島のロッカーに紫鬼の仮面が隠されていたのを見つけました。

気づくと、津島は逃走し、相模が懸命に追っていました。

武蔵との連携で確保された津島でしたが、彼は青鬼に播磨の依頼でデータを消したことをネタに脅されて、紫鬼の面を着けてえみりをさらったのだと告白しました。

津島は本当の鬼ではありません。

常陸らが人質を連れてシェルターに向かったのが鬼たちにバレてしまい、鬼たちは病院内を駆け回りましたが、裕子たちは巧みに監視カメラをかいくぐって院長室を目指します。

亜理紗と常陸、そして他の鬼たちが激しい銃撃戦を繰り広げる中、シェルターの実態が明らかになりました。

間一髪、人質がシェルターに入った段階で常陸親子は制圧されて連行されました。

津島から聞き出した情報では、宿泊記録を消された客たち三人は、部屋で亡くなっていたのです。

そのうちの一人は茶鬼と橙鬼の末の弟です。

亡くなった三人は、それぞれ交通事故で処理されていました。

鬼と因幡の正義とは…?(ネタバレ)

青鬼は因幡に「なんのためにこんなことをしているのか?」と問いました。

因幡は「真実を追求するのが正義だ」と答えます。

彼女を界星堂病院におびきよせたのは青鬼でした。

そして青鬼は「貴女には正義などない。頭の中にあるのは動画の再生数だけだ」と断罪します。

「お面を被っているのは貴女の方です」

「私には、私の正義があるの」と言って、因幡は自分が撮った動画を流せと部下に指示しましたが、青鬼はもし流れたら殺すと脅します。

その瞬間、カメラが撃たれました。

チャンネル登録者数は爆増しています。

青鬼は「因幡にはまだ罪がある」と言って配信は終わりました。

特におすすめしたいシーンは、警察内部の内通者の存在が明らかにされる…!

備前本部長はシェルターにいる人質を救出するために突入作戦を立案しろと和泉に命じました。

武蔵は青鬼からの着信に、播磨の罪を明かしました。

彼は三名の人間の死とその死因を隠蔽しました。

その三名は、事故が起こった時刻より先にホテルオシマで死亡したのを、播磨が搬出し、それを目撃していた津島に多額の口止め料を支払って宿泊情報を消させたのです。

「それでお終いですか?」

何故播磨がそんなことをしたのか。

三人の死因は何だったのか?

武蔵の導いた事実だけでは青鬼の求めるレベルには達していなかったのです。

それでも、青鬼は高らかに笑い、播磨を解放すると宣言したのです。

播磨は正面入り口から一人出されました。

武蔵は「対馬の件、おかしいと思わないか?」と和泉に言いました。

「警察内に、鬼がいる___」

播磨が案内された取調室の机の下に”プレゼントがある”と青鬼が言いました。

武蔵は播磨に呼ばれてその部屋に向かうと、その姿が百鬼夜行ちゃんねるの画面に映し出されていました。

「院長の椅子の裏をご覧ください」という青鬼の声に武蔵が確認すると、そこには1時間の設定が施された時限爆弾があったのです。

その制限時間内に院長に本当の罪を告白させるのが、次のミッションでした。

第6話の口コミや評価

ドラマ第6話の視聴率

7.0%

第7話のあらすじ&ネタバレ

暴かれていく鬼たちの正体(あらすじ)

播磨院長が解放されたと思われた直後に、取調室の彼の椅子の下に爆弾がセットされていることが判明しました。

設定されたそのタイムリミットは一時間…武蔵に院長に残りの罪を自供させろと青鬼の指示が表明されました。

ホテルオシマで亡くなった三名の死因が何だったのか、それを明らかにさせろというのです。

警察内部にも内通者=鬼がいると武蔵は考えていました。

その頃、SIS隊員の二名が界星堂病院に潜入しました。

三名の死者の身元を調べ始めた警察の手によって、鬼の情報が明らかにされて行きました。

鬼たちも防戦に必死です。

彼らに確保されたままの因幡由衣もICUに監禁されました。

院長室のシェルターにいた裕子たちは、外界との連絡を遮断されてしまいましたが、パソコンの情報から、この病院の建物に知られていない『地下4階』が存在することに気づきました。

播磨は鬼以外にも隠蔽を命じた何某かの存在がいるようで、喋ることが出来ないのです。

SISの銃撃で桃鬼を庇った茶鬼が被弾して倒れます。

しかし鬼たちの逆襲に遭い、SISの隊員たちは拘束されてしまいました。

播磨の椅子に仕掛けられた爆弾の構造は解析され、取調室の監視カメラの映像をループさせることで鬼たちの目を誤魔化せれば、武蔵は起爆装置の解除が可能だと判りました。

その頃、撃たれた茶鬼の手当と、倒れた安芸の薬を取り戻すために、裕子はシェルターから出ました。

手術室で茶鬼の処置が始まり、常陸が助手を務めます。

しかし、懸命の処置にもかかわらず、茶鬼は意識を取り戻すことはありませんでした…。

鬼たちは、泣き崩れる弟の黄鬼の慟哭を涙を流して見つめていたのです。

”P2計画”の謎(ネタバレ)

武蔵は爆弾処理班の指示を受けて爆弾の解除を始めました。

指令室の面々がその様子を息をのんで見つめます。

しかし武蔵が何本目かに青いコードを切った時、トラップが発動しました。

そのアラームで、青鬼は映像のループ再生に気づきました。

警察側の思惑が青鬼に察知されてしまったのです。

その瞬間、播磨は自白しました。

「すべては”P2計画”のためだった」と。

武蔵は爆弾が爆発する前の1秒の賭けに出て、播磨を救い出したのです。

しかし、爆発は起こりませんでした。

爆弾が停止したのです。

「証拠はSDカードの中にある。暗証番号は2827…もしもの時にはそれを開示してくれ」と播磨は言いました。

青鬼の配信が再開され、彼は歓喜していました。

「まさか、あの言葉を引き出してくれるとは…」___播磨が口走った”P2計画”という言葉がネット上に流れ、バズり始めました。

そこで改めて播磨院長の取り調べが始まったのです。

青鬼たちは前日のミーティングで語った茶鬼の言葉を覚えていました。

人であることを辞めて、鬼になると決めたとき、茶鬼は言ったのです。

「どいつもこいつもしみったれた顔してるわね!私たちはこれから鬼になるんだから、もっと情熱的にならなきゃ!運命って言葉、ずっと大嫌いだった。でも、あんたたちといると、こういう運命も良かったかな、って初めて思える。私たちは、絶対に成し遂げる。何があろうとも____乾杯!」

鬼たちは、笑って酒を酌み交わしていました。

「私達はかならず目的を果たさなければならない。雄吾(茶鬼)のためにも」

そういう青鬼は、病院関係者の中にスパイがいるということを明らかにしました。

それを、裕子は聞いていたのです。

鬼たちは地下4階のフロアの情報を探り始めました。

その頃、県警本部長の備前が記者会見を始めたのです。

鬼たちはその様子を息を詰めて見つめていました。

「テロ行為はいかなる理由があっても許されない」と言い切った備前に記者たちの質問が飛びますが、彼はそれ以上のことをしゃべりません。

裕子は、因幡に病院内のスパイの存在を明かしました。

人質たちの間にも疑心暗鬼の空気が流れ始めます。

そして播磨が口走った『P2計画』という言葉。

その秘密が隠されているはずのSDカードの在処を聞き出そうとした武蔵は殴られて意識を失いました。

そのわずかなスキに、播磨は撃たれて倒れていたのです。

武蔵はその発砲の疑いをかけられてしまいました…。

特におすすめしたいシーンは、仮面を外した鬼たちの関係性

警察はホテルオシマで亡くなった三人の身元から鬼たちの正体に迫り始めました。

人質と対峙しているとき以外は鬼面を外すようになった彼らの関係性も次第に詳らかにされてきたのです。

6話で”裏切り行為”によって拘束された灰鬼(常陸)と桃鬼(亜理紗)でしたが、今回はSISの侵入に対抗するためにその拘束を解かれました。

しかし、そんな桃鬼を庇って被弾した茶鬼(雄吾)が命を落とすという悲劇が…。

弟の黄鬼(流星)が取り乱して叫ぶ中で、襲撃の前日に彼らが鬼になることを決めたときのこと、そして茶鬼が言った『運命』と言う言葉が彼らの脳裏に浮かんだのです。

何故、生まれも育ちもバラバラな彼らが仲間になり、そして人間であることを辞めて鬼になる道を選んだのか。

少しずつ、その謎は明らかにされていきます。

第7話の口コミや評価

ドラマ第7話の視聴率

7.1%

第8話のあらすじ&ネタバレ

追われる武蔵(あらすじ)

播磨院長(津田寛治)が取調室内で拳銃で撃たれて亡くなり、その場で気を失っていた武蔵(櫻井翔)が容疑者となってしまいました。

それを『濡れ衣』だと、青鬼(菊池風磨)は言ったのです。

鬼たちは院長を殺してはいません。

武蔵(櫻井翔)は拘束している同僚を制圧して逃走を図りました。

青鬼は武蔵のスマホに「真犯人を暴け」と指示し、そのリミットを朝の8時に設定しました。

その頃、ICUにいた裕子(比嘉愛未)と因幡(明日海りお)は、同じ場所にいる人質の中に裏切者がいると気づき、誰だろうかと思いを巡らせていたのです。

そしてその室内のキャビネットに爆弾が発見されました。

和泉(ソニン)は院長を撃った銃が武蔵のものであったという鑑定の結果を知り驚愕しました。

しかし、武蔵が強盗事件に遭遇したトラウマで拳銃を撃てるはずがないと知っている和泉は、犯人を武蔵だと断定しようとする上層部の考えに反発と違和感を感じていました。

武蔵は容疑者として追われることになりましたが、相模(白洲迅)は納得がいかず、捜査本部を飛び出して行ったのです。

相模は捜査員たちの裏をかき、武蔵と合流して取調室の中で起きたことの真相を聞きました。

武蔵は病院に戻ると宣言し、情報分析官の志摩(ぐんぴぃ)に「院長と県警の誰が繋がっているか、その関係を探って欲しい」と武蔵は頼みました。

因幡と裕子は人質たちのことを分析していました。怪しい動きをしていたのは誰か、考えていたのです。

鬼たちは、秘密の地下4階フロアに向かいました。そこに”全て”があるのです。

院長は女性問題が多く、その5年前のトラブルを県警の誰かがもみ消した形跡がありました。

志摩の誘導で、武蔵と相模は警察の目をかいくぐり、病院を目指します。

病院裏手の防犯カメラのない場所から駐車場に向かうと、そこには院長の車がありました。

彼が残したSDカードは、そこにあるはずなのです。

間一髪で、武蔵はその証拠を確保しました。

その頃、ICUでは若狭(稲葉友)が鬼の仲間だったことが判明しました。

没収されたはずの院長のIDを持っていたのです。

それがあれば、ICUのロックを外して脱出することが可能でした。

その時、配信が始まりました。

青鬼は院長が殺されたことを世間に暴露します。

その画面の中で、武蔵は院長が5年前に自分の罪をもみ消してくれた警察関係者の言いなりだったと言ったのです。

その人物とは、県警本部長の備前(渡部篤郎)でした。

自ら県警本部長のオフィスに突入して立てこもった武蔵は、SDカードの動画を流しました。

院長は「自分が死んだらこの動画を流して欲しい」という証言を残していたのです。

青鬼は解放されたはずの院長の白衣に盗聴器を仕掛けていたと言いました。

そこには死ぬ直前の院長の声とともに「余計なことを話してくれたな?」という備前の声が残っていたのです。

「私は自分の信念に従ったまでだ」という備前。

配信は終わり、ドアが開かれて武蔵は拘束されましたが、備前は自ら立ち上がりました。

「P2計画って何だ?!」と尋ねる武蔵に、備前は明確な答えを残さずに立ち去りました。

そして「絶対に、鬼を確保しろ。頼んだぞ」という言葉を残したのです。

残された『鬼』は誰だ?!(ネタバレ)

しかしまだ、”誰か”が鬼に協力しています。

青鬼たちの元に、地下4階に入り込むためのパスワードをその人物が確保したという報せが入りました。

その頃、青鬼は素顔をさらして長門知事(筒井真理子)を拘束し、地下四階に誘いました。

エレベーターのパスワードを知っていたのは病院事務長の大澄(瓜生一成)ただ一人でした。

しかし、その手帳を奪ってパスワードを盗み出したのは看護師の安芸だったのです。

「トリケラトプス」

それがパスワードでした。

安芸が人質の中の鬼でした。

呆然とする裕子に、彼女は「私にも鬼になる『理由』があった」と言いました。

裕子と知事を伴って秘密の地下4階に到着した青鬼は和泉に話しかけました。

「ここは何の場所でしょうか?」

彼は10時までに、病院の全ての秘密と罪を暴くようにと武蔵に命じたのです。

その頃、武蔵は地下駐車場で紫鬼に遭遇していました。

その仮面を外した下にあったのは…

特におすすめしたいシーンは、ラストの”紫鬼”の仮面が外された瞬間

これまで何度も「彼が紫鬼では?!」と言われながらもそのフラグがへし折られ続けてきた相模警部補が紫鬼でした。

確かに、巧みに和泉の指示を受けながら、そして時にはそれを無視して武蔵を操るように暗躍していたのは彼でしたが、まさか本当に相模だったなんて。

果たして彼は裏切者だったのか、それとも”正義の味方”だったのか…その真意はまだ解りません。

しかし、鬼の面を外して武蔵と対峙した彼の表情はこれまでにはなかった鋭い凄みがありました。一体彼にどんな「鬼になる理由」があったというのでしょうか___?!

第8話の口コミや評価

ドラマ第8話の視聴率

7.6%

第9話のあらすじ&ネタバレ

地下四階に眠っていたのは…(あらすじ)

まさか、紫鬼の正体が相模だったなんて…!

相模は、鬼たち『百鬼夜行』の仲間でした。

知事は「テロリストの要求に応じてはいけない」と命がけの宣言をします。

青鬼はそんな知事に拳銃を突き付けながら「界星堂病院にまつわるすべての罪を明らかにすること」を命じました。

相模=紫鬼は病院内に戻った…かに思われましたが、それは相模を制圧・拘束して成りすました武蔵でした。

和泉は周辺の警察官にその支援を命じます。

そして確保された相模の情報を洗い出しを始めました。

そこから鬼たちの正体に迫ろうというのです。

裕子と長門知事は青鬼に連れられて地下四階の施設に足を踏み入れました。

そこは明らかに研究室の設備が整えられていたのです。

安芸は鬼たちの元にやってきました。

彼女は病気のことで甲斐正美に支えられた恩があったというのです。

鬼たちは、安芸が人質の中から情報を発信してくれたことに感謝していました。

その頃、和泉は相模の取り調べを始めました。

警察内部から情報を送り、院長に盗聴器を仕掛け、取調室に爆弾をセットしたのも…さらに半年前に和泉の元に異動を願い出たのも、この計画のためではないか、と彼女は問いました。

武蔵は人質の部屋に辿り着きましたが、そこには裕子はいません。

武蔵は事務長がその地下四階の存在を知っていると知り、監視カメラの死角をついて取り調べを開始します。

その頃、青鬼は一人の女性の遺体が地下四階に眠っていることを突き止めました。

その名は『山城琴音』___ホテルオシマで亡くなったという三人のうちの一人で、相模の婚約者だった女性です。

相模は和泉に言いました。

「俺は、愛する家族を、突然奪われた。管理官、貴方には分かるはずですよね、俺の気持ちが?」

鬼たちは、その女性の遺体を前に嘆き悲しんでいたのです。

知事に「あなたのP2計画のせいで…」と言う青鬼。

ホテルオシマで亡くなった三人、そしてようやくみつかった琴音の存在。

相模は能面のような顔で「俺たちは同志です。絶対に裏切らない」と和泉に言ったのです。

「最後に一つ言わせてください。誰も鬼から逃げることは出来ません。必ず、裁きを受けることになる」

三年前、ホテルオシマであったこと(ネタバレ)

予告された配信が始まりました。

武蔵は病院の罪を暴露しました。

全ては三年前に始まったのです。

横浜港に停泊していたとある船で発生した感染症に端を発し、知事はワクチンの研究所の設立を秘密裏に行いました。

それが船の名前を取ってプレミアムパナケア=P2計画だったのです。

その研究室が界星堂病院の地下四階に作られ、そこで海外から取り寄せた危険なウイルスの研究を担当していた研究員が加賀大樹、それは茶鬼と橙鬼の弟でした。

彼がミスを犯して危険なハイドラウイルスに感染した状態でホテルオシマにやってきて、彼から感染してしまったのが白鬼と赤鬼の幼い息子の日向聡介と、琴音だったのです。

三人は感染の直後に亡くなり、その遺体を処理したのが播磨院長。

琴音の遺体はハイドラウィルスのワクチン作成用のサンプルとして冷凍保存することを知事が命じていたのです。

甲斐正美は感染症の専門医としてこの計画に従事しており、加賀大樹ら三人の死と、その隠ぺいの事実を知り、院長に公表を迫っていたことから殺されたのでした。

冷凍保存された琴音の姿が配信され、青鬼は「これは事実ですか?」と知事に問いました。

知事は声高に叫びました。

「これは国民の命を救うための研究だったのです。私は間違ってない。政治家として正しい判断をしたまでです」

彼女は懺悔していないにもかかわらず、青鬼は知事を解放すると宣言しました。

そして彼は「審判の時間です」と言ったのです。

武蔵は赤鬼と黒鬼を確保し、タブレットを奪いました。

それが使えれば、地下の搬入口を開けられるのです。

しかし、鬼たちは拘束を解いて武蔵が潜入したことを青鬼に報告し、包囲網を敷きました。

若狭と因幡、そして大隅は逃走を図りましたが因幡は捕まり、同時にSISの隊員が突入しました。

同じころ、安芸は知事を連れて外に出てきました。

それは青鬼の命令でした。

「知事にはお土産をお渡ししました」

彼女はその時、青鬼の手によってハイドラウイルスに感染させられていたのです。

強力なそのウイルスは一時間で発症、15万人に及ぶパンデミックが起こる可能性があるというのです。

その抗ウイルス薬は日本には存在しません。

「これからあなたたちに正義を問いたいと思います」

青鬼はカメラの前で自らハイドラウイルスを注射しました。

そして彼はカメラの前で顔をさらしたのです。

「問題です。目の前で、貴方の愛する人が死にかけています。ですが、貴方の愛する人が死ねば、日本国民一億二千万は助かります。あなたなら、どちらを選びますか?愛する人の命か、一億二千万の命か?」

その視聴者に投票を呼び掛けた青鬼の手には抗ウイルス薬のカプセルがありました。

”愛する人の命”が勝てば、青鬼の勝ち。

”一億二千万の国民の命”なら知事の勝ち。

アンケートの数字が画面の中でどんどん動き出しました。

それを見て、武蔵は嘯きました___「こんなの正義じゃねぇ。絶対に、許さない」

特におすすめしたいシーンは、鬼たちの前日譚

なぜ彼らが、鬼になったのか___それが少しずつ明らかにされてきました。

今回は、相模が愛する人を奪われ、その遺体をも尊厳を無視する形で利用されていたことに対する憤りこそが、事件の発端だったと告白していました。

そんな彼が、鬼たちと計画を準備しているシーンが細かく挿入されています。

その前日譚の中で、過去にも登場していたシーンがいくつかありましたが、カメラワークが変わると、そこに相模が確かに存在していたことが判明しました。

白鬼が振舞ったカレーを食べていた時の彼は、穏やかな顔をしていたのです。

「誰も鬼から逃げることは出来ません。必ず、裁きを受けることになる」

最後にその裁きを受けることになるのは、いったい誰なのか…?!

武蔵が本当の黒幕に辿り着くまで、あとわずかです。

第9話の口コミや評価

ドラマ第9話の視聴率

4.2%

第10話のあらすじ&ネタバレ

愛する人の命 vs 一億二千万人の命(あらすじ)

青鬼が仕掛けた賭けはネット上で投票が始まってしまいました。

『愛する人の命』か『一億二千万人の命』か。

警察の捜査によって、青鬼の正体が”大和耕一”と判明。

赤鬼と黒鬼の正体もまた同時に判明しました。

地下四階には裕子と因幡がまだ囚われています。

武蔵は病院の地下一階まで侵入し、さらに侵攻すべくプランを練っていました。

青鬼は仲間たちを前に「地獄でまたお会いしましょう」と言って最終決戦を宣言しました。

青鬼、赤鬼、黒鬼は一緒に会社を立ち上げており、幼少期に里親の元で育てられたのだと雑誌のインタビューで語っていました。

そして彼らがともに育ち、妹として大切にしていたのが遺体となって保存されていた琴音だったのです。

青鬼は「琴音と”オヤジ”のため」に病院占拠事件を計画していました。

彼らは自分の人生を捨てて、その時から『鬼』となったのです。

百鬼夜行ちゃんねるの配信が始まりました。

画面の中には青鬼と、そして裕子、因幡の姿がありました。

彼らの正義と、長門知事の正義、そのどちらが正しいのか、とネットを通して問われています。

「では我々から最後の言葉です」

画面には緑鬼が娘に語り掛けていました。

「済まない、あかりのこと、何でもわかっているはずだった。全然気づいてやれなくて本当にごめんな。あかり、最後まで見ていてくれ」

その時、緑鬼は警官隊に撃たれて確保されていました。

茶鬼と橙鬼も、亡き弟に語り掛けていました。

「私にはわかる。アンタは悪くない。ただ、利用されただけよ。だから、後は兄ちゃんたちに任せろ」

そして橙鬼も制圧されたのです。

「正美、覚えてるかな?初めて亜理紗を紹介した時のこと…」

灰鬼と桃鬼も、亡き甲斐正美に呼びかけていました。

「あの時思ったんだ、これからは二人のために生きていこうと」

灰鬼は、娘を閉じ込めて守り、自ら警官隊の前に躍り出ました。

白鬼と黄鬼も、息子の聡介の名前を呼んでいました。

「今度遊園地に行こう」

果たせなかった夢を、笑顔で語る二人。

その手には息子が当てたアイスの当たり棒があったのです。

「聡介、生まれてきてくれて、ありがとう」

そして画面には紫鬼=相模がいました。

「琴音、二人でいっぱい話したよな…琴音なら、絶対良いママになったと思う。赤ちゃん抱いてる姿、見てみたかった」

黒鬼と赤鬼は、琴音が結婚すると聞いた時のことを思い出していました。

「結婚祝い、結局渡せなくて、ごめんね…!」

「お前は、俺たち家族の星だったんだ」

二人は画面の中で泣いていました。

その時、武蔵の手で赤鬼と黒鬼は制圧されました。

「マルヒ、八名確保!」

和泉の秘密(ネタバレ)

武蔵は青鬼と話をさせて欲しいと申し出ました。

画面に割り込んで、武蔵は話しかけました。

「仲間は全員捕まった。諦めて出てくるんだ」

青鬼は和泉を呼べと言いました。

「彼女が来たら出頭します」

その狙いが何なのか、判然とせず混乱する現場で和泉は言いました。

「行きます。私が行けば終わらせられる」

彼女は拳銃を携帯し、武蔵とともに病院の地下四階に向かいました。

配信は再開しましたが、そこで映像がループしていることが判明したのです。

部屋の奥から警察の装備を付けた男が現れ、武蔵達に銃を向けました。

それは青鬼=大和だったのです。

「お待ちしておりました、武蔵刑事!」

彼は和泉に手錠をかけさせました。

そこから配信が再開されたのです。

エレベーターは青鬼の手によって停止されています。

「貴方ならどちらを選びますか?愛する人と、一億二千万人。あなたは選んでいるはずだ。三年前…」

和泉の夫は、三年前のパナケイア号でウイルスに最初に感染して亡くなりました。

知事の警護任務中のことです。

その死を経て、和泉は日本のワクチン開発を早計に推し進めるべきだ、と長門知事に進言したのです。

それが、P2計画の全ての始まりでした。

和泉はこの事件の端緒のすべてを知っていて、ホテルオシマで亡くなった三人の死を隠蔽した計画にも加担していたのです。

青鬼は、和泉の正義が自分たちの愛する者たちを奪ったと言いました。

「琴音を何があっても必ず守ると約束していたんです」

投票の締め切り時間になりました。

結果は「愛する者」が僅差で勝ち。

しかし、青鬼が言いました。

知事と自分に注射したのは生理食塩水だと…。

「私達の勝ちです」

安芸はそう言って、知事の前で崩れるように倒れました。

そして知事は特殊部隊によって無事救出。

「これで百鬼夜行ちゃんねるの配信は終わりです。では、ごきげんよう」

青鬼はしかしまだ暴かれていない秘密がある、と言って武蔵に銃を向けました。

「私が鬼になったきっかけは、武蔵刑事、あなたなんですよ」

特におすすめしたいシーンは、最後の瞬間!

青鬼は因幡に「これから起こることを全て公表してください」と言ってスマホを返しました。

「俺がお前に何をした」

青鬼は裕子を呼び寄せました。

そしてナイフを突きつけたのです。

「武蔵刑事、思い出しませんか?この状況を…」

「…まさか!」

拳銃を構えた武蔵の手が震えました。

「お前が殺したのは俺の父親だ…お前はそんなオヤジを、理由も聞かずに殺したんだ」

ガソリンスタンドの事件の人質は、当時のホテルオシマの支配人だったというのです。

その事件の時、因幡は武蔵の姿を捉えた動画を配信していました。

「お前はオヤジの事件を利用して再生数を稼いだ___そのせいで武蔵は正義の人になり、オヤジは犯罪者になった。武蔵、俺を鬼にしたのはお前なんだ」

大和はナイフを振り上げ、武蔵はそのそばにあった配管を撃って蒸気を噴出させました。

ひるんだすきに裕子を取り戻した武蔵でしたが、青鬼は周囲に火をつけ、その向こうに行こうとしました。

「これはお前の復讐か?これが正義か?おまえが死んで妹が喜ぶのか?俺はもう誰も死なせない…大和、お前は生きるんだ!」

叫ぶ大和に手錠をかけた武蔵は言いました。

「大和耕一、確保!」

大和は裕子を抱きしめました。

こうして、事件は終わり、P2計画は終焉を迎えたのです。

何が正しかったのかは誰にもわかりません。

ただひとつ、武蔵が決意したのは大切な家族を守って生きていく、それだけです。

娘のえみりは、そんな武蔵に「パパは私のヒーロー」と書いた絵をプレゼントしてくれたのです。

「嘘だろ…?」

武蔵の顔は照れくさそうに笑っていました。

___そんななかで一人だけ、不気味な笑みを浮かべていた者がいました。

捜査支援分析センターの情報分析官・駿河(宮本茉由)はパソコンの画面を見つめ…”blue”というハンドルネームからのメールを削除していました。

その文面は『ありがとうございました』___その真意は、今となっては他の誰にも解りません。

第10話の口コミや評価

https://twitter.com/____1994knt/status/1637092120086614016

これは瞬時に思ってしまった…駿河ちゃん、あの微笑の意味は?

https://twitter.com/renka_le/status/1637092488874979331

どっちも好きです。いやしかし今は作中でも流れていましたが「QTTA」の人ですよね。

https://twitter.com/komomo_arashi/status/1637093027717201922

ホッとする瞬間からの駿河のシーンへの暗転の落差が凄いです。

ドラマ第10話の視聴率

 

 

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