本ページはプロモーションが含まれています

ドラマ

「Get Ready!」あらすじ&ネタバレ!闇医者チームが救う命とは?!おすすめシーンを紹介!

黒髪にひと房のプラチナ___その男・波佐間永介(妻夫木聡)は”エース”と名乗り、謎の闇医者チームを率いていました。

交渉人のジョーカー(藤原竜也)、敏腕オペナースのクイーン(松下奈緒)、そしてハッカーのスペード(日向亘)たちは、法外な報酬と引き換えに現代医療を超えた手段で依頼人の命を救うのです。

まるで不朽の名作「ブラックジャック」を彷彿とさせるようなダークなメディカルエンターテインメント!

演出を担当するのは堤幸彦チームという豪華さです。

キャスト、見どころなどについてもご紹介していきます!

1話から最終話まで見れる

今すぐ動画を視聴する

※Paraviで見放題配信中

読みたい項目をタップ

スポンサーリンク

ドラマ「Get Ready!」!新情報まとめ

作中ではエース(妻夫木聡)がパティシエとして洋菓子店「カーサブランシェ」を経営しています。

そこに並ぶケーキはすべて辻口博啓さんが監修しています。

ドラマ「Get Ready!」の原作は?

本作に原作はありません。

オリジナル脚本で堤幸彦監督らが演出しています。

ドラマ「Get Ready!」の主題歌は

本作に主題歌はありません。

音楽担当はノグチリョウさんです。

スポンサーリンク

Get Ready! 第1話のあらすじ&ネタバレ

闇医者”エース”の表の顔はパティシエ(あらすじ)

波佐間永介(妻夫木聡)は小さな洋菓子店「カーサブランシェ」を営んでいます。

しかし、その店の地下には超近代的なオペ室がありました。彼のもう一つの名前は”エース”。

多額の報酬と引き換えに、日本では出来ないはずの最先端医療を用いたオペ(手術)で患者の命を救うのです。

ある日、羽場副総理(伊武雅人)が倒れて千代田医大の附属病院に運び込まれました。

彼は脳の神経を損傷してもう歩くことは出来ないと剣持院長(加賀丈史)から宣告されてしまったのです。

そんな羽場の前に、仮面をつけた男が現れました。

闇医者チームの交渉人・ジョーカー(藤原竜也)です。

彼は羽場に全財産に相当するような報酬を提示して治療を受けるか?という交渉を持ちかけましたが、そこにエースが現れました。

エースは羽場に問いかけます。

「お前に生き延びる価値はあるのか?」___と。

エースが選ぶ「命の価値」とは…?!(ネタバレ)

羽場との交渉は決裂し、エースとジョーカーの姿は消え去りました。

そこに残されたのはホログラムを投影していたドローンです。

警察が介入して捜査が始まりましたが、エースたちの所在はようとして知れません。

その頃、若手の投資家・渋谷(池松壮亮)は体調の異変を感じていました。

検査の結果、彼は余命半年で、既に手の尽くしようがないと宣告されてしまったのです。

渋谷はジョーカーに800億円という報酬を引き換えに手術を受けることを承諾しましたが、執刀医のエースには拒絶されてしまったのです。

命の危機に瀕して、渋谷が思い出したのは、これまでに自分がしてきた非道でした。

多くの会社と人々の運命を変え、中にはそれが原因で家族が離散し、命を絶った者までいたのです。

追い詰められた渋谷は、自身の仕事の原点を思い出しました。

日本の様々な企業の技術をもっと広めたいという思いに突き動かされて、彼は投資家という仕事を始めたはずだったのです。

残されたわずかな命を燃やすように、渋谷は新たに投資できる会社を探し始めました。

ようやくその希望を託せるか、と思われたときに、渋谷は昏倒してしまったのです。

ジョーカーはエースに「今の彼には生きていて欲しい」と言い、彼はそのオペの執刀を引き受けたのでした。

特におすすめしたいシーンは未来に向けて歩き出した渋谷の笑顔

エースの手によって生かされた渋谷はひと月後には自分の足で歩けるようになりました。

そうして過去に自分たちが犯してきたことへの償いを始めたのです。

そうしていくつかの会社が助けられ、そこで培われていた大切な技術が守られました。

渋谷に提示された報酬800億円のうち、エースが受け取ったのは100億円のみ。

残りの700億円は渋谷の元に残されて事業資金に使われることになったのです。

小さな町工場の社長たちは渋谷のことを受け入れ、未来の夢の話をするようになりました。

第1話の口コミや評価

「Get Ready!」第1話の視聴率

10.2%

スポンサーリンク

Get Ready! 第2話のあらすじ&ネタバレ

金の亡者の命の値段(あらすじ)

次のターゲットは”医学界の恥さらし”と揶揄される金の亡者でした。

余命二か月の城和大学の坊城理事長(柄本明)です。

彼は裏口入学の斡旋をし、そこで得た膨大な裏金と寄付金で莫大な財を成しているという噂の人物だったのです。

ジョーカーは離婚した元妻から息子の城和大付属小学校受験のために二億円を用立てて欲しいと頼まれ、その裏事情を知りました。

表向きは敏腕国際弁護士として多額の報酬を受け取っているジョーカーでしたが、さすがに二億円という金額には驚きを隠せません。

その坊城はといえば「金のない理想など無意味だ」と公言し、あまりに非道な言動に呆れた息子の康之(三浦貴大)に更迭され、学校を追われてしまいました。

体調不良を自覚していた坊城は肝内胆管ガンに侵されていたのです。

そんな彼のもとに仮面をつけたジョーカーが交渉に訪れると、坊城は「二億円しか払えない」と言います。

理想の医療のために…(ネタバレ)

坊城は医大に二億円の寄付金を払うことで入学できる補欠合格者枠を設けて荒稼ぎしていました。

ジョーカーが二億円を工面し、あと少しで息子の付属小合格を勝ち取れるかと思った時、康之によって断られ、坊城も大学を追われてしまいます。

その日は、坊城の妻、そして康之の母親の10回目の命日でした。

康之は医師だった父の誤診で治療が間に合わなかった母の死を恨みに思っており、その後金儲けに奔走していたことも含めて複雑な気持ちを抱いていたのです。

何故それほど大金に執着したのか___それは、彼の理想の医療を体現するためだったのです。

「日本の医療の格差をなくして、医療の”常識”を変えていきたい」という願いのために、彼は方々の医療関係者の元を訪れて協力を依頼していました。

特におすすめしたいシーンは命がけの坊城の言葉を聴く二万人の姿

瀕死の坊城に、闇医者チームは助力を申し出ました。

そして、坊城自身の言葉を配信したのです。

その言葉は城和大学の関係者や康之のみならず、二万人を超える医療関係者のもとに伝えられました。

医者としてやらなければならないこと___過疎の地方に一軒でも多くの病院を建て、ひとりでも多くの優秀な医師を育成して、日本全体の医療格差をなくすこと___坊城が命がけで金策を続けていたことの理由がここにありました。

働きづめで家族に苦労をさせ、妻を救えなかったことの懺悔の言葉は康之にも届きました。

そして康之は「まだ、父の言葉を聞いていたい…父の命を助けて欲しい」と言い、エースはその願いを聞き届け、非合法の手術で坊城を生還させました。

実は、エースは坊城の教え子の一人でした。

その時の恩を、こうして返したのです。

第2話の口コミや評価

「Get Ready!」第2話の視聴率

10.9%

スポンサーリンク

Get Ready! 第3話のあらすじ&ネタバレ

エースたちが探し求めている男の正体は…?!(あらすじ)

ある若い男が何者かに刺されて瀕死の重傷を負っていました。

現場に駆け付けたエースとクイーンは手早く処置をしてその命を救い、去っていきます。

その事件のニュースが流れる中で、安達(杉本哲太)は「あと二人」と呟いていました。

刺された被害者は千代田医大付属病院に搬送され治療を受けていましたが、染谷医師(一ノ瀬颯)は傷の処置を見て、その事件に闇医者チームが関係しているのでは?!と考えていたのです。

安達は二人目の男を追っていました。

闇医者チームがもまた、同じ男を探していました。

彼らを追うことで、安達に辿り着こうとしていたのです。

安達はエースの患者の一人でした。

あと半年余命を伸ばすために、自宅を処分した3000万円を差し出したのです。

彼の脊髄には腫瘍があり、その命はもう長くはありませんでした。

二人目の男が刺され、エースが彼もまた救いました。

そうして、彼らは数年前の女子高生殺害事件の犯人だったことが判明します。

その被害者は、安達の娘でした。

三人組の犯人の最期の一人が刑期を終えて出所したことから、安達は娘の敵を討つべく復讐を始めていたのです。

復讐のためだけに生きてきた男(ネタバレ)

エースが安達のオペをする予定だったその日、安達が狙っていた三人目が仮出所してきたことから、安達は行方不明になりました。

警察も三人組の動向に注目しており、ジョーカーは闇医者チームに危険が及ぶことを危惧してエースに苦言を呈しましたが、エースは諦めずに安達を追います。

三人目の犯人・恩田が自宅から姿を消しました。安達は恩田を襲いましたが、逆に恩田に刺され、そして恩田もまた安達に首を切られて致命傷を負ったのです。

倒れていた恩田を発見したエースが傷の手当てをしていると、そこに安達が現れました。

彼は娘を失ってからずっと、復讐だけを考えて生きてきたのだと言いました。

エースは「否定はしない。だが、娘は…父親が殺人者になることを望んでいたのか?」と尋ねたのです。

その言葉に、ナイフが零れ落ち、安達は崩れるように倒れました。

そんな彼をエースは警察の追跡から守って連れ去り、刺された傷の手当と脊髄の腫瘍を除去するオペを行ったのです。

安達は朦朧とする意識の中で娘の「おかえり、お父さん」という声を聞きました。

特におすすめしたいシーンはエースが残した”時限爆弾”とサプライズゲスト

安達は体が回復すると自ら警察に出頭し、罪を償うことになりました。

その頃、安達によって復讐された三人の男たちはSNSで過去の罪とそれをまったく反省していない現状が暴かれて追い詰められていたのです。

恩田の自宅に引きこもっていた三人の前にエースが現れて告げました。

「お前達の大動脈を縫った糸の寿命は一年だ。じっくりと”死の恐怖”を味わうと良い…お大事に」と言ったのです。

いつ血管が裂けるかわからない恐怖を与え、エースは彼らを突き放し、姿を消しました。

この時、闇医者チームの車を運転していたのは”謎の運び屋(鈴木亮平)”だったのです。

第3話の口コミや評価

「Get Ready!」第3話の視聴率

10.3%

Get Ready! 第4話のあらすじ&ネタバレ

天才彫刻家の究極の選択とは…(あらすじ)

世界から賞賛されている天才彫刻家の洋子(美村里江)は余命半年と宣告されていました。

彼女の脳には腫瘍があり、その場所は摘出が難しいという診断だったのです。

残された日々を、せめて創作のために費やしたいと彼女は考えていましたが___ジョーカーは6億円でその手術を請け負うと持ち掛け、交渉は成立しました。

しかしエースは洋子のカルテを見て問題に気づきました。

洋子の彫刻の才能は、脳腫瘍によるサヴァン症候群によるものでした。

手術によって脳腫瘍が切除されたらその命は守られますが、彫刻家としての才能を失う可能性が高いと判明したのです。

エースは洋子に「命か才能か…あんたが”生きる価値”を選べ」と究極の選択を迫りました。

才能か、生命か…?!(ネタバレ)

「才能がない人生は耐えられない」___洋子は、彫刻を作れなくなることを何よりも恐れていました。

洋子をずっと支えてきた恋人の倉木(青柳翔)も、もし才能が失われたら自分の元を去ってしまうかもしれない。

そんな不安から、洋子はエースのオペに踏み切れずにいました。

クイーンはそんな洋子に共感していました。

彼女自身も命を狙われて過去を消し、エースによって救われた一人だったのです。

クイーンはジュエリーデザイナーで、人造ダイヤの研究者でしたが、その技術を何者かに狙われたのです。

そんな彼女を拾い、新しい顔と名前を与えてオペナースとしてパートナーに育てたのはエースでした。

洋子は「命か才能か…なんでそんなことを選ばせるの?」と洋子はクイーンに問いましたが、クイーンは「何が正解かはわからないけど、選んだのは私。今ここにいるのは、自分が決めたことだから」と言いました。

洋子は「今のあなたは幸せ?」と聞きました。

クイーンは「全部失くしたけど、悪くないと思ってる…」と答えたのです。

導き出された洋子の願いは「生きたい」というものでした。

特におすすめしたいシーンは洋子に残された最期の日々の微笑み

洋子の願いは聞き届けられ、エースの手術によってそのひと突き後には車椅子に座ってアトリエで作業を再開できるほどに回復しました。

しかし手を差し伸べようとする恋人の倉木を遠ざけ、彼女はどんどんストイックに作業に没頭していきました。

洋子が本当に望んだのは『才能を残したままで延命して欲しい』ということ。

エースは麻痺などの症状を起こす部分の腫瘍のみを切除し、洋子が最期の作品に向き合うための時間を与えたのです。

洋子はエースに感謝し、残された日々の全てを作品にぶつけていきました。

倉木に対しても「私の我儘に彼を付き合わせる訳にはいかない」と考えて、拒絶したのです。

最後の瞬間まで、洋子は輝いていました。

そうして残された彫刻『死を見つめる獣』は第30回フィレンツェ・トリエンナーレ金狼賞を受賞し、モノクロの写真の中で微笑む洋子とともに人々の心に刻まれたのです。

倉木はその遺作に白い花を捧げ、「やっぱり君はすごいなぁ…」と愛おしそうに微笑むのでした。

第4話の口コミや評価

「Get Ready!」第4話の視聴率

9.6%

Get Ready! 第5話のあらすじ&ネタバレ

ある夫婦の姿と、ジョーカーの過去(あらすじ)

ある日、スペードは小さな町工場を訪れていました。

経営者の石川(小林勝也)は通称”クローバー”___彼はエースのオーダーを聴いてオペに必要な数々の特殊な機械を作り、闇医者チームを支えてくれる職人です。

そんな彼に、スペードはエースたちの昔の話を聞くことになりました。

ちょうどその頃、エースは街の中で一人の女性に夫と間違われて困惑しました。

彼女、渚(小島藤子)は若年性アルツハイマーを患い、夫の健二(高橋光臣)のことすら半ば判らなくなっていたのです。

渚を懸命に支える健二自身も、体調に異変を感じていました。

そんな二人をみつめるジョーカーは、自身が経験した病魔と、その地獄のような日々から救ってくれたエースとの偶然の出会いを思い出していたのです。

健二に自らの姿を重ねるジョーカー(ネタバレ)

健二たちの家の中は注意書きの貼り紙でいっぱいでした。

渚の若年性アルツハイマーは一人にしておくことすら危険なほどに進行していたのです。

そして健二もまた急逝壊死性膵炎を患っていました。

それはジョーカーがかつて侵されて余命わずかと宣告された病気だったのです。

ジョーカーは国際弁護士として公私ともに順風満帆な日々を生きていましたが、気づかないうちに病気が進行して余命一か月と宣告されてしまったのです。

呆然としていたときに、バーで苦しい思いを吐露した相手がエースでした。

その直後、ジョーカーは過去に非道な仕事で恨みを買った人物に刺されて瀕死の重傷を負ったのです。

「こんなことで…死んでしまうのは悔しい…」と呟いたジョーカーを、エースは助けました。

エースの、闇医者として初めての患者がジョーカーだったのです。

特におすすめしたいシーンは闇医者チームの始まり

働きながら渚を懸命に介護していた健二でしたが、二人の暮らしは限界を迎えていました。

そしてジョーカーからの申し出に、健二は「生きていても、仕方ないので…」と固辞したのです。

しかし、エースは「あんたが居なくなったら奥さんが絶望の淵に立たされることになるが、それでも良いのか?」と問いました。

そして「俺たちは…”生きよう”とする人間にしか、執刀しない」と言ったのです。

ジョーカーもまた「生きてください。奥さんと一緒に生き抜いてください!」と健二を励まし、その言葉に健二はようやく「お願いします、助けてください!」と心を決めました。

健二のオペはクイーンのアシストにより無事に行われ、健二は生還しました。

渚はもう健二を”愛する夫”として認識することすら難しくなっていましたが、その手には、健二が毎日のように塗ってくれたハンドクリームがしっかりと握られていたのです。

ジョーカーは、エースのオペによって生還したときに「これを仕事にしないか?」と持ち掛けました。

「絶望の淵にいる人々を助けたい」とジョーカーは願い、それこそが自身の生きる意味だと考えたのです。

彼はエースの新しい身分を作り、そして私財をなげうって”カーサブランシェ”とオペ室を作り上げ、提供したのでした。

「もう、後戻りはできないぞ」___そう言って、エースは新たな人生を歩き始めたのです。

第5話の口コミや評価

「Get Ready!」第5話の視聴率

9.6%

Get Ready! 第6話のあらすじ&ネタバレ

水面が抱える心の闇(あらすじ)

エースはカーサブランシェの常連の女子高生・水面(當間あみ)に小さな異変があったことに気づきました。

いつも通り元気にケーキを選んだ彼女のマフラーの下に痣が…。

その頃、千代田医大付属病院の医師・染谷は警察にあるリストを提供していました。

そこには過去に千代田医大を退職した医師たちの名前が記載されていたのです。

ジョーカーが次に選んだのはパティシエの嶋崎でした。

彼は大きな洋菓子店を経営していましたが、事故の後遺症で身体が不自由になって現場を引退し、今また糖尿病アシドーシスという病気で余命三か月という状況に陥っていたのです。

そして、彼は水面の父親でした。

その頃の島崎は、体が思うようにならない苛立ちを吐き出すかのように娘に罵声を浴びせ、暴力をふるっていたのです。

父親のDVと、断ち切れない絆(ネタバレ)

水面は変貌してしまった父親に絶望していました。

母を早くに亡くし、たった二人の家族だったのに、今の父は大好きだったころの父とはあまりにもかけ離れてしまったのです。

ある夜、嶋崎は病状が悪化して倒れました。

ジョーカーは彼に「通常では不可能な医療を提供する」と申し出ましたが、同時にエースは水面にその治療の選択と決定の権利をゆだねたのです。

「ざまあみろ…って感じ、私に八つ当たりして暴力ばかり振るって。それでも優しかったあの頃にもどって欲しかった。でも無理。私の父はもういません。このままで良い…」と水面が吐露する声は、ジョーカーを通じて嶋崎の耳に届いていました。

嶋崎が娘の本心を知って呆然とするなか、ジョーカーは「残りの時間をあの子のために生きたらどうだ?」と言って姿を消したのです。

特におすすめしたいシーンはエースが水面に見せた優しさ

嶋崎は病室を抜け出すと久しぶりに厨房に立ちました。

自由にならない手で、一生懸命にケーキを作ったのです。

自宅に戻った水面がそれを見つけました。

そして一緒に残されていた手紙には、懺悔のような文字が綴られていたのです。

水面は今の唯一の拠り所だったカーサブランシェに向かい、エースに告白しました。

「私、取り返しのつかないことをしちゃった…」

父親を許せないこと、そして自分も苦しくて悩んでいることを水面が吐き出すと、エースは優しく「大丈夫…きっと、大丈夫」と静かに励ましました。

その時、水面は「父の命を助けて欲しい」と願い、その気持ちがエースたちに伝わったのです。

ジョーカーは嶋崎に、死をもって償うのではなく、生きることこそが娘に対する本当の償いなのだと諭しました。

オペは成功して病巣は取り除かれ、そして麻痺していたはずの嶋崎の右手は自由を取り戻していたのです。

水面はカーサブランシェに父の回復を祝うケーキを買いに訪れました。

彼女のために特製のケーキを準備していたエースの口元はわずかに緩み、微笑んでいるように見えました。

その頃…警察の手に渡った千代田医大の関係者のリストに天野真一という医師の名がありました。

その顔写真は、エース・波佐間永介その人のものだったのです___。

第6話口コミや評価

「Get Ready!」第6話の視聴率

9.9%

Get Ready! 第7話のあらすじ&ネタバレ

初恋の人の命(あらすじ)

望月遥(畑芽育)は学校の屋上から身を投げました。

仲良しだった不登校の同級生・岡田夏美(池間夏海)に「わかったんだ…アイツに反省させる方法…」と電話で話した直後のことです。

警察は”天野真一”という医師が千代田医大にいたこと、10年前に行方不明になり、現在所在がつかめない唯一の医師だということを突き止めました。

しかし仮面ドクターズの面々は特に気にする様子もありません。

スペードが次の患者の候補を探っていると、あるSNSのアカウントに目が停まりました。

「友達を助けたいんです。仮面ドクターズに連絡する方法を教えてください!」

そのアカウントは夏美のものでした。

遥と一緒に映っている写真もアップされています。

遥はスペードの高校時代の同級生で、初恋の相手でした。

お見舞いに病院に出向いたスペードはそこで夏美から遥が虐められていたという話を聞きます。

遥の容態は芳しくなくて、このままでは命が危ないのだと言われて、スペードは「遥を治せる医者を知っている」と思わず言ってしまったのです。

そうして交渉に現れたジョーカーに遥の手紙を見せた夏美。

そこには遥を虐めていた主犯の名前がありました。

西島リカという女生徒です。

彼女は理事長の娘でした。

その証拠を見せて、理事長から一億円の治療費を奪おうというのですが、それだけではリカが虐めをしていた確たる証拠とは言えないのです。

スペードはいたたまれず、自分が治療費を払うと申し出ましたが、エースは引き受けませんでした。

自ら死を選んだ者を救うことはしない、と彼はスペードを突き放します。

スペードは遥が虐められていたという証拠を探るために、高校の校内にある防犯カメラを探り、データを復元して生徒たちの様子を調べました。

そして校舎の裏で夏美を平手打ちしているリカの姿を捉えた映像を発見したのです。

夜の校舎に潜入したジョーカーとスペードは理事長にその動画と遥の手紙を見せて一億円を要求しました。

そしてリカにはいじめを認める書面を書かせることに成功したのです。

その翌日、遥の入院先の千代田医大付属病院にリカが現れました

そしてエースは彼女に問うのです。

「本当のことを話してもらおうか?」と。

遥を追い詰めていたのは誰?!(ネタバレ)

遥が虐められていたことを告白したという手紙は、夏美の筆跡でした。

遥を虐めていたのはリカではありません。

スペードが発見した、リカが夏美を殴った場面は、夏美に頼まれてのことでした。

夏美とリカは遥を助けるために仮面ドクターズを騙そうと企んだのです。

遥に対する陰湿な虐めの黒幕は担任教師の林(前田亜季)でした。

理事長のお気に入りだった林は学校の中でやりたい放題で、証拠を残さない方法で遥を追い詰めていったのです。

リカはそんな林と理事長を許せず、その復讐に加わりました。

夏美とリカが遥の手術を願うと、エースはスペードに問いました。

「救ったとして、生きられるのか?」

スペードは「俺が守るから」と応え、エースは「Get Ready!」と呟いたのです。

遥はエースによって命の危機から救い出されました。

目覚めて微笑む遥に、スペードは言ったのです。

「俺、見つかったかも…やりたい事!」

特におすすめしたいシーン

退院した遥が再び登校したとき、林教諭が気遣うそぶりで駆け寄ってきました。

すると遥は手にしたカッターナイフでいきなり林を刺したのです。

スペードはその瞬間を防犯カメラ越しに見て呆然としていました。

傍にいたエースに「ごめん」と詫び、そして泣きそうな声で言ったのです。

「助けてもらったのに、こんなことになるなんて。遥を、助けたかったのに!」

そんな彼にエースは告げました。

「それは、これからも出来る。ちゃんと『生きられる』と言ったのは、お前だろう?」

その言葉に促されるようにスペードはスマホを手に取りました。

遥にかけた電話は通じたのでしょうか…。

第7話の口コミや評価

ドラマ第7話の視聴率

9.4%

第8話のあらすじ&ネタバレ

若きエース=天野真一の日々(あらすじ)

エースはジョーカーに自らの過去を初めて語りました。

彼は自分を育ててくれた恩師・真田(榎木孝明)の話をしたのです。

「オペは完治の入り口でしかない」というのが真田の口癖でした。

まだ若くて、自分の技術に絶対的な自信を持っていたエースは迷わずに千代田医大付属病院への移籍を決めました。

そんな彼に、真田は「ひとつアドバイスがある。君の”正義”が、命の重さに勝ってはいけない。その奢りが、いつか取り返しのつかない事態を招くことになる」と言いました。

真田はエースの若さに危惧を抱きながらも、彼を快く送り出してくれたのです。

千代田医大では剣持(鹿賀丈史)がエース=天野真一を迎え入れました。

剣持は真田をライバル視し、対立する立場の医師だったのです。

千代田医大付属病院で、エースが担当する中に青葉と言う8歳の女の子がいました。

彼女は肺の移植のため、ドナーを待っています。

エースは青葉を治してあげたいと願っていました。

突き付けられた”命の価値”とは?(ネタバレ)

その頃、真田の元から千代田医大に堂前(松澤一之)という男性が転院してきました。

不動産会社の会長だという彼は、金と権力にものを言わせて剣持にドナーの順番を変えさせたうえにエースを執刀医に指名したのです。

その結果、堂前の手術は成功しましたが、本来その肺が移植されるはずだった青葉は重篤化して亡くなりました。

警察は臓器移植斡旋団体に不正があったとして捜査に入りました。

剣持はその責任の全てをエースに押し付けて懲戒解雇で放り出したのです。

そして堂前の主治医だった真田までもが剣持に陥れられて学会を追われてしまいました。

全てを失ったエースの前に青葉の母親が現れて問いました。

「あなたがもし命に優先順位を付けたのなら、娘に”生きる価値”はなかったんでしょうか…?」

自棄になったエースはバイクで転倒して生死の境を彷徨いましたが、真田の手によって救われたのです。

それから数年後、真田は無実を司法に訴えましたが、裁判に勝てないままに亡くなりました。

真田の妻(根岸季衣)は墓参に訪れたエースに「天野さんは、ご自身の人生を生きてくださいね」と励ましたのです。

警察は天野真一=エースとして闇医者チームを追っていました。

その捜査本部の指揮官は高城副総監(沢村一樹)です。

千代田医大では剣持玲於奈(結城モエ)が染谷医師の目の前で突然倒れました。

彼女は、エースの因縁の相手である剣持院長の一人娘でした。

特におすすめしたいシーンは、青葉の母の言葉

エース=天野が預かり知らないところで剣持と堂前のやり取りがあり、恐らくは強大なコネと多額の現金が動いて臓器移植のリストが操作されてしまいました。

青葉が助かるチャンスが奪われたのです。

そしてその不正を警察が察知したときには、責任の全てがエース=天野真一に押し付けられ、彼の医師としての人生は閉ざされました。

天野を信じていた青葉は助かりませんでした。

青葉の母(菊池亜希子)は、天野に、娘が最後の夜に書いた手紙を手渡して言ったのです。

「あの子は、貴方に希望をもらったんです、先生を信じていたんです!青葉は、亡くなる前に何度も先生のことを呼んでいました。あなたを信じた娘の思いが解りますか?!あなたがもし命に優先順位を付けたのなら…娘に『生きる価値』はなかったんでしょうか…?」

人生のどん底にいたエースに突き付けられた言葉は重たく、そして彼自身の心と命を削るものでした。

そこから這い上がるには、しばしの時間と、ジョーカーとの運命の出会いが必要だったのです。

第8話の口コミや評価

ドラマ第8話の視聴率

9.1%

第9話のあらすじ&ネタバレ

高城副総監の思惑(あらすじ)

玲於奈のオペが始まりました。

執刀医は父親の剣持院長です。

しかし玲於奈はスキルス胃癌で、既に手の施しようがない状態でした。

染谷は「玲於奈を助けられるのは仮面ドクターズしかいない」と剣持に迫りましたが、はねのけられ、病院を追い出されてしまいます。

その頃、警視庁の高城副総監が率いる捜査チームが仮面ドクターズの全貌に迫っていました。

高城が目を付けたのが国際弁護士として活動している下山田譲=ジョーカーです。

高城はジョーカーにエース=天野真一の存在をちらつかせました。

危険を感じたジョーカーはエースを止めようとしましたが、彼は聞き入れません。

玲於奈の治療法を探りつくした剣持の前に、仮面を着けたエースが現れました。

「俺なら救える命だ」

彼はその代償に剣持の財産すべてと、発端になった13年前の事件の罪を認めるように要求したのです。

間もなく行われる学会で自らそのことを暴露すれば、玲於奈のオペを請け負うと告げて、エースの姿は掻き消えました。

高城は仮面ドクターズの執刀医・エースが千代田医大付属病院を追われた医師・天野真一であると確信していました。

しかし、彼がしばらく前にドイツで死亡していたという情報がもたらされたのです。

警察の目を盗んでオペレーションルームに戻ったジョーカーは、エースに剣持の告発を自分に任せて欲しいと訴えました。

仲間たちのためにも、彼はエースに、これ以上の危険を冒して欲しくないと訴えたのです。

エースはそれを聞きいれることはなく、スペードとクイーンにもここを離れるようにと告げます。

しかし、二人はそれを拒みました。

玲於奈の容態が悪化の一途をたどっている頃、高城は料亭で副総理の羽場に会っていました。

羽場はかつてエースにオペを断られた患者です。

彼はエースに「お前には生き延びる価値がない」と言われたことを恨んでいました。

しかし、高城は仮面ドクターズのミッションの裏側にある真意を測りかねていたのです。

彼は天野真一の写真に「お前は何者だ___?」と問いました。

13年前の告発(ネタバレ)

学会が開催されるその日、染谷は玲於奈を車いすに乗せてとある高層ホテルにやってきました。

実は染谷はクイーンに指示されて海の見えるその部屋を訪れたのです。

仮面ドクターズに依頼することを諦めずにいた染谷に、剣持は「条件を全て飲むと伝えてくれ」と言いました。

学会の開会挨拶で、剣持は「私は大きな罪を犯してしまった」と告白します。

13年前の臓器移植に関する不正の責任はすべて自分にあり、真田は無実であったこと、そして前途有望な若い医師___天野真一の将来を潰してしまったことを語ったのです。

中継されていたその映像を観て、高城はこの剣持の言葉が、玲於奈のオペの交換条件だと感じました。

クイーンとスペード、そして運び屋たちは警察の捜査が迫る中で玲於奈を搬送し、手術室へ運び入れます。

剣持が警察に捕まったのと同じころ、エースはオペを開始し、玲於奈を生還させました。

高城は13年前に千代田医大を追われた天野真一こそがエースだと確信していました。

そして彼がなぜ日本で闇医者チームを率いて手術を繰り返すようになったのかを考えていたのです。

その頃、エースは真田の墓前で手を合わせていました。

彼はようやく13年前の恩師の無念を晴らすことができたのです。

去り際に、剣持が現れました。

「申し訳なかった」と、彼はエースに頭を下げたのです。

「何のことでしょう?」と言って去ろうとするエースの背中に、剣持は言いました。

「ありがとう」…と。

特におすすめしたいシーンは、染谷と玲於奈の関係性

これまでの玲於奈と染谷の関係性は”婚約者”でありながらまるで”姫”と”下僕”のようですらありましたが、今回かなり様相が変わりました。

院長である父親の秘書を務めていた玲於奈は病院の中で誰に対しても常に居丈高で高圧的…生粋のお姫様というキャラでした。

優秀ではあるものの医局の中では立場が弱い染谷はそんな彼女に逆らえず、何か思うことがあっても言い淀んで飲み込むといった展開が多かったのです。

二人きりで過ごした海の見える部屋で、「最後に聞かせて。私のこと、本当に愛してた?」と玲於奈は問いますが、染谷の答えを待たず、彼女は意識を失います。

崩れ落ちる玲於奈を抱きとめた染谷は優しい微笑みを浮かべて言いました。

「大丈夫だから、ちょっと眠っててね…」

それを見届けたクイーンは「さっきの質問、あとでちゃんと答えてあげて!」と染谷の背中を押したのです。

父親と病院の呪縛から離れた2人は、良い恋人同士になれると感じられる、そんなシーンでした。

第9話の口コミや評価

ドラマ第9話の視聴率

8.3%

第10話のあらすじ&ネタバレ

青葉の記憶(あらすじ)

エースの記憶の中には、助けられなかった少女・青葉の記憶が鮮明に残っていました。

彼が『生きる価値』を問うことになったトラウマは、払しょくできずにいたのです。

そんな彼に、スペードが一人の少女の動画を見せます。

それはかつての青葉のような、心臓に重病を抱えて入院している女の子の姿です。

その母親から仮面ドクターズに依頼がありました。

しかし、その動画に違和感を感じたクイーンが「警察の罠なのでは?」と疑います。

実際、警察はエースが天野真一であることを突き止め、そしてジョーカーに対する監視を強化していました。

高城が率いる警視庁の捜査網は彼らのもとに確実に迫っていたのです。

エースは少女・由衣のもとに向かいました。

そして仮面をはずして彼女に向き合ったのです。

「手術をすれば由衣ちゃんは助かる。嘘はつかない」と言いました。

しかし、彼女と言葉を交わした時、青葉の記憶がフラッシュバックしてしまったエース。

母親は頭を下げて懇願しましたが、由衣はそのエースの様子に「私、もうすぐ死ぬんでしょ?どうして助かるなんて言ったの?」とエースに言ったのです。

彼の手は、震えていました。

高城たち警察は由衣のことを突き止めていました。

そしてエースたちの行動も知られていたのです。

高城はジョーカーを任意で取り調べ始めました。

雑談として、高城はジョーカーに「天野真一の死亡を偽装したのでは?」と問い、今まさに仮面ドクターズが由衣に近づいたことも伝えたのです。

高城は自分の妹が心臓病で倒れて、助けられなかった過去を話しました。

由衣のことも「君たちなら救えるのかな?」と問います。

高城は法律と正義のせめぎ合いの真ん中にいるジョーカーに揺さぶりをかけてきたのです。

千代田医大では染谷が由衣のことを気にかけていたことを警察が突き止めました。

染谷は、仮面ドクターズの所業を医師として否定できないのだと言います。

それは彼の本音でした。

エースは、運び屋の手を借りて警察の包囲網をかいくぐり、由衣を強奪して手術しようと試みます。

彼の手の震えはまだ止まりません。

そこで、彼はスペードとクイーンに言いました。

「お前たちは降りてくれ」と。

公園で由衣に接触しようとするエースを、クイーンがとめました。

そしてスペードの誘導で由衣を確保したのです。

運び屋の運転で警察の追尾を振り切り、チームは由衣を連れて手術室に戻ったのです。

高城は、カーサブランシェのことを調べていました。

それを知って、ジョーカーは彼にある取引を持ちかけたのです。

由衣をクイーンたちに託したエースは、青葉の母親に遭遇しました。

彼女は小さい赤ちゃんを連れていたのです。

そして13年前に、青葉の死にショックを受けてエースを咎めたことを詫びていました。

彼女は青葉の死後に子供たちの臓器移植のためのNPOで活動していました。

そして、エースがその団体に多額の寄付をしているのを感づいていたのです。

多くの子供たちがそれによって救われていたことを、彼女はエースに伝えました。

「命って、繋がっていくものなんだろうなって思ったんです」

彼女はエースに、連れていた娘を抱っこして欲しいと懇願しました。

その小さい体を両手に抱いて、エースは命の重さを実感していました。

小さい手が、エースの親指をぎゅっと握りしめた時、彼の口元には笑みが浮かびました。

そして涙があふれてきたのです。

「青葉は、正しかった。天野先生を信じていましたから。これからも、沢山の命を救ってください。先生のこと、待ってると思いますよ」

その言葉に背中を押されて、エースは由衣を救うべく歩き出したのです。

その頃、ジョーカーは警察の厳しい追及にも口を割りませんでした。

ジョーカーの切り札(ネタバレ)

エースは素顔のままで由衣に「待たせてごめん」と伝えました。

由衣は「病気が治ったら、学校に行きたい、友達と沢山遊んで、沢山お喋りしたい、お母さんに沢山笑ってもらいたい」と言いました。

「わかったよ、弱虫の先生だけど、一緒に戦ってくれるかな?」

「先生、信じてる」

「よし、じゃあ、一緒に頑張ろう」

___Get ready!と言って、彼は立ち上がったのです。

オペが始まり、その様子を由衣の母とスペードが見守っていました。

トラウマを告白したエースは凄まじいスピードでメスを使っていきました。

その頃、ジョーカーのパソコンからアジトの場所が判明したことで警察車両がカーサブランシェの周囲に殺到してきました。

信号をスペードが操作してその到着を阻止していましたが、確保されるのは時間の問題かと思われました。

しかし、警察が誘導されて向かったのは全く別の場所だったのです。

由衣は、エースの蘇生によって心停止を乗り越えて生還しました。

ジョーカーは高城と取引をしたのです。

手術を無事に終わらせられるように。

そして由衣の命を守るために。

手術を終えて、食事に向かったエースとスペード、そしてクイーン。

そこにはクローバーも待ち構えていました。

そしてエースは言ったのです。

「今日で、このチームを解散する」

スペードは泣きましたが、「楽しかったぁ…」と笑みを浮かべていました。

そんな彼を、エースは労います。

由衣は千代田医大に移され、その容体は安定していました。

それはジョーカーと高城の取引の結果だったのです。

引き換えに、ジョーカーは逮捕されました。

エースは運び屋にカーサブランシェの全てを処分することを依頼しました。

報酬は破格の金額です。

「またのご依頼、お待ちしています」

そういう彼に一度も振り向くことなく、エースは店を出ました。

それからほどなくして、エースはとある場所に拉致されました。

連れていかれた先はアメリカ大使館だったのです。

ジョーカーが仲介し、米国政府がエースにとある新興国のリーダーの手術を依頼してきたのです。

それは日本政府の国際社会での切り札にもなりえる案件でした。

由衣を救うことの引き換えに、ジョーカーは高城の”正義”を要求したのです___自身の逮捕の代償として、エースたち全員の罪を不問にすることまでも含めて。

そして一年後。

新総理は米国との交渉で日本政府が有利な立場に立ったことを、警視総監になった高城に伝えました。

その陰にはエースの存在と功績があったのです。

由衣は元気に公園を走り回れるほどに回復しました。

かつてエースが救った渋谷は医療機器を作る会社に投資し、多くの人の命を救っています。

馴染みのバーで、エースは”出所”してきたジョーカーと再会しました。

二人は労いあい、一年の空白を語り合いました。

「なぁ、ちょっと付き合ってくれないか?」

ジョーカーはエースを誘って夜景が見える場所に立ちました。

「これからどうしたいんだ?」

「俺は、この手が動く限り、命を救い続けたい。それが、俺の生きる価値だ」

そこにクイーンとスペードがやってきました。

「一緒にやってくれるか?」

エースの問いかけに、三人は快諾し、交渉は成立しました。

再び、仮面ドクターズは活動を始めたのです。

特におすすめしたいシーンは、『運び屋』のカーチェイス!

最終話に全部持って行っちゃった感があるのは鈴木亮平さん演じる『運び屋』の存在です。

第三話のラストにふらりと登場して、テロップの名前も消された状態だった彼は誰が見ても鈴木亮平さんでSNSが大いに沸きました。

そんな彼が大活躍し、イケメンっぷりを発揮したのが最終回のクライマックスシーンだったのです。

警察車両を相手に派手なカーチェイスを行い、由衣ちゃんをジェントルに助け出す運び屋のシーンには「かっこよすぎる!」と絶賛のツイートが!

もしかしたら同じ日曜劇場の某作品の劇場場にむけたプロモーションの一環だったのかもしれませんが、こんな贅沢な『鈴木亮平』の使い方、本当にレアでしたね!

第10話の口コミや評価

ドラマ第10話の視聴率

 

-ドラマ
-

© 2024 まるっと家族 Powered by AFFINGER5