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ドラマ

「ブラッシュアップライフ」あらすじ&ネタバレ!麻美(安藤サクラ)は人間に生まれ変われるのか?!

ついうっかり交通事故で死んでしまった独身・実家暮らしの北熊谷市役所職員の近藤麻美(安藤サクラ)33歳。

死後の世界の案内人(バカリズム)に「来世はグァテマラ南東部のオオアリクイ」だと宣告されて衝撃を受け、もう一度人間に生まれ変わるために『徳を積めば良い』と教えられて今世、つまり同じ”近藤麻美”としての人生をやり直すことになりました!

33歳の記憶を持ったまま、新生児として生まれ変わり、小さいことからコツコツと徳を積みなおしていく日々が始まったのです!

本作はバカリズムさんが脚本を担当する極上のタイムリープ系コメディドラマです。

キャスト、見どころなどについてもご紹介していきます!

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ブラッシュアップライフ!新情報まとめ

3月6日放送の9話がTwitter世界&日本トレンドの一位になりました!

 

ドラマ「ブラッシュアップライフ」の原作は?

本作はバカリズムさんのオリジナル脚本作品で、企画協力にマセキ芸能社が上がっています。

ドラマ「ブラッシュアップライフ」の主題歌は?

本作には主題歌がありません。

その代わりに、麻美がその時に関わったストーリーに関連した曲がエンドロールに流れています。

  • 一話:ポケベルが鳴らなくて(国武万里・1993年)
  • 二話:僕が一番ほしかったもの(槇原敬之・2004年)
  • 三話:ファイト!(中島みゆき・1994年)
  • 四話:やさしくなりたい(斉藤和義・2011年)
  • 五話:恋のメガラバ(マキシマムザホルモン・2006年)
  • 六話:ムーンライト伝説(DALI・1992年)※エンディングではなく作中に使用
  • 七話:secret base〜君がくれたもの〜(ZONE・2001年)
  • 八話:笑えれば(ウルフルズ・2002年)
  • 九話:Best Friend (Kiroro・2001年)
  • 十話:Hello, Again 〜昔からある場所〜(My Little Lover・1995年)
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ブラッシュアップライフ 第1話のあらすじ&ネタバレ

平凡な独身女性が死後、人生をもう一度やり直して徳を積むストーリー(あらすじ)

地元・北熊谷市役所に勤めていた近藤麻美33歳は実家暮らしの平凡な独身女性でした。

それなりに楽しく暮らしていましたが、ある日車にはねられて即死…気づくと白い部屋にいました。

そこで麻美を待っていたのは”死後の案内人”で、彼女に来世へのドアを指示したのです。

そこで知らされた来世は『グァテマラ南東部のオオアリクイ』___人間に生まれ変わるには今世の徳が足りなかったのだと言われたのです。

そして人間に転生するためには、もう一度今世の麻美の人生をやり直し、徳を積むことだと知った麻美は迷わず同じ人生を生きなおすことに決めたのです。

そうしてやってきた二度目の人生。

大人の記憶と知識をもったまま新生児からやりなおした麻美は保育園に通う年齢になりました。

1周目では気づかなかった同級生玲奈ちゃんのパパの不倫を阻止(ネタバレ)

”見た目は子供、頭脳は大人”の保育園児・麻美は、保育士の洋子先生と同級生の玲奈ちゃんのパパが不倫して、両親が離婚し、玲奈ちゃんが引っ越していったことを思い出しました。

そこで、大きな徳を積むためにその不倫を阻止し、玲奈ちゃんの人生を守ろうと決意したのです。

玲奈パパが洋子先生に手渡したメモを見て、それがポケベルの番号だと気づいた麻美は夜中に家を抜け出して公衆電話に走り、玲奈パパのポケベルに「フリンシタラバラス」とメッセージを送信しました。

そうして玲奈パパと洋子先生の距離は自然に離れていき、不倫関係に至ることなく玲奈ちゃんはずっと保育園で麻美たちと仲良く過ごすことができたのです。

麻美は、テレビで見かけたオオアリクイの映像に自らを重ね、人間に生まれ変わるために徳を積み続けていこうと心に決めたのでした。

特におすすめしたいシーンは不倫を阻止するために頑張るちびっこ麻美!

ちびっこの麻美(永尾柚乃)が当時知らなったはずのポケベルの使い方を一生懸命に思い出し、スケッチブックにクレヨンでメッセージを打つための数字を解読したり、夜中に家を抜け出して公衆電話に向かうシーンはスパイ映画のパロディみたいでした。

また、その帰りにパトロール中のお巡りさんに発見されてしまい、大逃亡劇を展開して大人たちを翻弄するところがとても面白かったです。

まさに恐るべき子供・麻美!そして物語冒頭にそのアクション活劇の舞台になった公衆電話がさりげなく会話の中に入っていたところなど、脚本の面白さが際立っていました。

第1話の口コミや評価

ブラッシュアップライフ第1話の視聴率

5.7%

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ブラッシュアップライフ 第2話のあらすじ&ネタバレ

二周目は、前回果たせなかった薬学部に入学!(あらすじ)

二周目の人生が小学生期に突入した麻美は大人の頭脳のままなので、成績優秀な優等生になりました。

すでにそのブームを知っていたので、たまごっちもレアな白をゲットしたり、シールを集めたり手書きのプロフィール帳を作ったり。

親友のなっち(夏希/夏帆)やみーぽん(美穂・木南晴夏)たちと楽しい日々を過ごしていました。

そうして迎えた中学時代、麻美は天敵だった教師のミタコング(三田教諭/鈴木浩介)の理不尽すぎる物言いに対抗するなど、懸命に徳を積む日々です。

進学した大学は薬学部!一周目では果たせなかった夢を一つかなえられました。

そして巡ってきた成人式で、麻美は懐かしい同級生たちとの再会を果たすことになったのです。

薬剤師になった麻美(ネタバレ)

成人式当日、着物で式典に出席し、夜には着替えてカラオケで盛り上がる同級生たち。

そのなかでも麻美たちと幼馴染だった福ちゃん(染谷将太)は歌を褒められてご満悦になり、プロを目指してしまうのです。

しかし、麻美は彼が全く売れずにバイト三昧になること、そして奥さんになるしーちゃん(市川由衣)と離婚してしまうことも知っています。

ここで夢を諦めさせることで徳が積める!と思った麻美でしたが、それは福ちゃんたちの人生に介入してしまうのだと気づき、何も言えなくなりました。

そして時は流れ、麻美は国家試験に合格して薬剤師の仕事に就きました。

ある日、麻美は通勤電車で仇敵のミタコングをみかけたのです。

なっちたちに報告してやろうと思い動画を撮り始めた麻美でしたが、そのとき、ミタコングに痴漢疑惑が!

麻美は咄嗟にミタコングを写していた動画を提供して弁護すると、そこには違う男の手が女性のお尻を触っているところがしっかりと収められていました。

真犯人は一周目で麻美が働いていた市役所の上司だったのです。

特におすすめしたいシーンは仇敵ミタコングとの和解とゲームボーイアドバンス

一周目の人生で、中学時代にミタコングに机の中にあったゲームボーイアドバンスと逆転裁判のソフトを没収されて返してもらえなかったことをずっと根に持っていた麻美でしたが。

二度目もそれを忘れて同じシチュエーションに突入し、ついうっかり没収されてしまうという痛恨のミスに頭を抱えてしまいました。

しかし、痴漢事件に巻き込まれて、麻美のおかげで無罪放免になったミタコングは、そのお礼の品とゲームボーイアドバンスを持って麻美の家を訪れたのです。

彼は結婚したばかりで奥さんは妊娠中。

麻美はそんな彼らの生活を守ったのです。

10年ぶりに手にした懐かしいゲームボーイアドバンス。

久しぶりに遊んでみようと電源を入れると、新品だったはずの逆転裁判は攻略済みになっていました…。

第2話の口コミや評価

ブラッシュアップライフ第2話の視聴率

6.3%

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ブラッシュアップライフ 第3話のあらすじ&ネタバレ

おじいちゃんの命を救う麻美?!(あらすじ)

2周目の人生が26年経過して、麻美は薬剤師として家から近い調剤薬局に勤めるようになりました。

実家から自転車で通勤するようになって、生活にもゆとりができました。

そんな日々の中で麻美はおじいちゃん(綾田俊樹)の体調が芳しくないと知りました。

おじいちゃんの家でいつも飲んでいる薬を見せてもらうとその飲み合わせが良くないということに気づき、麻美は「おじいちゃん、このお薬…いったん飲むの止めてくれる?」と言いました。

そうしておじいちゃんの体調不良はおさまり、麻美は大きな徳を積むことになったのです。

そんななかで、麻美は二度目の”あの日”を迎えようとしていました。

そう…命日です。

前回と同じく、なっちとみーぽんと三人で晩御飯を食べていると前回はいなかった玲奈(黒木華)が現れたのです。

幼馴染の玲奈ちゃんを救え!(ネタバレ)

玲奈は麻美たちに交際相手の写真を見せてくれました。

しかし、そこに映っていた男性の顔に麻美は愕然___それは麻美の職場の先輩で既婚者の宮岡(野間口徹)だったのです。

麻美はなっちたちに相談すると、呼び出してちゃんと説明し、別れさせるべきだ、ということになりました。

何をどう話すかを練習したころに玲奈が現れました。

そして当たり障りのない会話から始まり、玲奈に宮岡のことを話すと、一瞬だけ驚いた玲奈は豹変しました。

即座にスマホを取り出して電話をかけ始めると凄まじい勢いで宮岡を罵倒しまくり、速攻で別れを告げたのです。

「…マジ最悪だわ」と言う玲奈でしたが、そのあまりの男前なぶった切り具合に麻美たちは思わず「最高だよ!」と拍手を送ったのでした。

そうして無事に一周目の”命日”乗り切って「生き延びた!」と思った麻美でしたが、翌週自転車で走っているところを車にはねられて二周目の人生を終えてしまったのです。

特におすすめしたいシーンは豹変した玲奈ちゃんの罵倒!

宮岡が既婚者だと判明したシーンの玲奈が最高にクールでした。

まさに立て板に水という罵倒が素晴らしかったのです。


「もしもし?どうしたのじゃねぇよてめぇ結婚してんじゃねぇかよ?!」

「は?じゃねぇよすっとぼけんなカス!ネタ上がってんだよ!」

「”落ち着いて”じゃねぇよバーカ!てめぇよくも私の大事な時間無駄にしてくれたなクソが!」

「つか今すぐ連絡先消せ。じゃねぇとてめぇの職場突撃すっからな!わかったか!」

保育園時代から女の子らしくておっとりふんわりした雰囲気のキャラだった玲奈が、実はこんなに男前だったとは!

黒木華さんが演じたその二面性は賞賛に値するお芝居でした。

そして二周目の命日を迎えてしまった麻美。

今度提示された来世はなんと”インド太平洋のニジョウサバ”。

あれほど頑張ったのにまだ人間に生まれ変わるには徳が足りていなかった!と思い知らされた彼女は三周目の人生やり直しを選択するのでした。

第3話の口コミや評価

ブラッシュアップライフ第3話の視聴率

5.2%

ブラッシュアップライフ 第4話のあらすじ&ネタバレ

日本テレビのドラマプロデューサーになった麻美(あらすじ)

三周目の人生に突入し、着々と徳を積み重ねていった麻美は、今度は大学進学で一周目と同じ文学部を選びました。

そこでかつての元カレ・田邊(松坂桃李)に再会(?)します。

イケメンだけど、お金をせびられたりと良い思い出がなかった麻美は付き合うつもりはありませんでしたが、それでも優しい彼についうっかりお付き合いをすることに…。

大学卒業後にさらなる徳の大量獲得の方法を考えて「沢山の人を楽しませる」ために日本テレビに入社した麻美は、実家を離れて東京で一人暮らしすることになりました。

ドラマ制作の仕事をするようになった麻美は杏さん主演の「花咲舞が黙ってない」の現場で同級生のごんちゃん(野呂佳代)と再会しました。彼女はヘアメイクさんになっていました!

ドラマ制作現場で詰む”徳”とは…(ネタバレ)

元カレの田邊と復縁(?)した麻美でしたが、彼を更生させようといろいろと働きかけていたらうざがられてフラれてしまいました。

そしてテレビ局に入社した麻美は24時間テレビやドラマ「Woman」の”現場アシスタントプロデューサー(AP)”となって元気に働いていたのです。

多忙を極める中で麻美はミタコングの痴漢冤罪事件の日を迎えました。

その日は父の誕生日でもあり、実家に戻りたかったのですが、撮影がぎっしり詰まっていて東京から身動きがとれません。

しかし、その頃のミタコングには妊娠中の奥さんがいたことを思い出して、麻美は何とかロスタイムを削り、仕事を早く終わらせようと奮闘したのです。

その結果、予定より三時間早く撮影は終了し、ミタコングが乗る電車に間に合い、事件を阻止することが叶いました。

自分の誕生日に麻美がわざわざプレゼントを持って帰ってきてくれたことに父の寛(田中直樹)もとても喜んでくれたのです。

特におすすめしたいシーンはリアルな”ドラマ制作の裏側”

今回から登場する日テレドラマ制作の裏側は、実際に2010年代に制作されていた「花咲舞が黙ってない」や「Woman」の撮影現場を忠実に再現しているらしく、実際に出演していた塚地武雅さんや臼田あさ美さんが登場している豪華さです。

普段目にすることがまずない衣装合わせなどの様子やエンドロールに名前が載るスタッフさんたちの仕事ぶりがつぶさに映し出されていて興味深いです。

その中を走り回っている麻美の姿は本当にAPさんそのものといった雰囲気で、安藤サクラさんの擬態っぷりが素晴らしいです。

第4話の口コミや評価

ブラッシュアップライフ第4話の視聴率

6.4%

ブラッシュアップライフ 第5話のあらすじ&ネタバレ

自分の人生がドラマ「ブラッシュアップライフ」になる!(あらすじ)

3周目の人生で日テレ入社5年目のAPとなった麻美はドラマ『家売るオンナ』の現場で忙しく働いていました。

ドラマ『Woman』の現場で仲良くなった女優の臼田あさ美(本人)とプライベートでも食事に行くほど仲良しになりながらもスタジオではきちんとした距離感と気遣いを見せるまでに成長した麻美。

幼馴染でヘアメイクのごんちゃんともランチに行って社内では言えない愚痴をこぼしあったりと日々忙しく過ごしていました。

そんな中、とうとう麻美にもプロデューサーとしてデビューできるチャンスが巡ってきました。

自らをテーマにしたドラマ『ブラッシュアップライフ』の企画が採用され、動き出したのです。

そんな中で麻美は大切な二周目の記憶を思い出しました。

おじいちゃんの薬と、玲奈の不倫のことです…。

麻美は二周目と矛盾が生じないように悪戦苦闘し、懸命に徳を積むのでした。

違うシチュエーションでも玲奈ちゃんを救え!(ネタバレ)

おじいちゃんの薬の飲み合わせが悪いことを指摘したい麻美でしたが、三周目の麻美は薬剤師ではありません。

ドラマでそういうことを勉強したのだと苦しい言い訳をしながらも、おじいちゃんはその話を信じて薬を飲むのをやめてくれました。

そしてもう一つの問題の玲奈の不倫阻止ですが、こちらも、今世では麻美は薬剤師の宮岡の同僚ではないのです。

そこで、麻美は玲奈の話から二人が遭遇して連絡先を交換したファミレスで待ち構えて阻止しようと試みます。

しかし、その奮闘空しく二人は繋がりを持ってしまったのでした。

このままではヤバい、と腹を括った麻美はその翌朝薬局に出勤した宮岡のもとを訪れて「玲奈ちゃんに手を出すな」と直訴しました。

誤魔化してばっくれようとした宮岡でしたが、ファミレスで、玲奈の前では結婚指輪を外していた事実をつきつけて「玲奈ちゃんを悲しませることをしたら、絶対にゆるさない!」と言ったのです。

特におすすめしたいシーンは”日テレ社員の成長物語?!”

麻美が自分の実体験(現在三周目)を盛り込んだドラマ『ブラッシュアップライフ』の企画を立ち上げ、それが現実のものとなって動き出していきます。

入社したテレビ局員がどのように仕事を覚え、現場でのポジションが上がっていき、アシスタントプロデューサーからプロデューサーになっていくのか、といったリアルなプロセスが垣間見えて興味深いです。

しかし、麻美にとっては実体験である”人生をやり直す”女性の物語が、担当する脚本家や監督たちからは___

「地味」

「設定は良いけどもっと派手な事件が起こった方が良い」

「タイムリープする意味がない」

「人生二周目なら相当優秀なはずだからノーベル賞取るとか…」___などとズバズバ言われて”ブラッシュアップ”されていき「ほぼ原形はなくなった」と麻美が吐露するのです。

第5話の口コミや評価

ブラッシュアップライフ第5話の視聴率

6.3%

ブラッシュアップライフ 第6話のあらすじ&ネタバレ

麻美のプロデューサーデビュー作品「ブラッシュアップライフ」の撮影が始まります(あらすじ)

日テレに入社して8年、麻美のプロデューサーデビュー作品「ブラッシュアップライフ」が順調に進み、撮影が始まりました。

ヒロインを演じるのは臼田あさ美さん(ご本人)。

AP時代に、いつか自分がプロデューサーになったらその作品に出演して欲しい、と約束していましたが、恐らく臼田さんは覚えていません…。

リアルに忠実なドラマの制作現場がつぶさに描かれています。

そんな中で、幼馴染の福ちゃんが麻美を訪ねて上京してきました。

彼はまだ音楽を諦めていませんでしたが、離婚したこと、そして今新しい彼女がいること、そして俳優としても仕事をしていきたいので「何かあったらよろしく!」と自作のCDとプロフィールを残していきました。

そして撮影が詰まってきたある日、出演俳優の前野朋哉(本人)が北海道から戻る飛行機が欠航になってしまい、翌朝すぐの撮影に穴があくことになってしまったのです。

後ろ姿のスタンドインのためのエキストラを探す中で、麻美の目に留まったのは福ちゃんのプロフィールでした。

慌てて連絡すると、翌朝すぐにやってきてくれた福ちゃん。

そうして無事撮影は進行しました。

やがて訪れた第一話の放送日___麻美は自宅でみーぽんたちと一緒に観ようと約束していたのですが。

家に戻ろうと信号待ちしていたら、トラックが突っ込んできて…!

来世はなんと「北海道の紫ウニ」(ネタバレ)

麻美は、気づくとまたあの白い部屋に立っていました。

一周目、二周目は33歳で事故死していたので、まさか29歳の今ここに来るとは予想していなかったのです。

パニックになりながらも死後の世界の案内人に「せめてドラマだけでも見られないか?!」と迫りましたが、彼はバッサリと「観られません」と取り付くしまもありませんでした。

そして示された来世はなんと『北海道の紫ウニ』___。

あんなに徳を積みまくったのに~~~!と嘆く麻美でしたが、良くも悪くも三回目、死ぬことに慣れてしまった彼女は憤りを抱えながらももう一度新生児から人生をやり直したのです。

しかし、ここで前回とは少し違う道を選びました。

ドラマ「ブラッシュアップライフ」の制作で自分の人生を「地味」だの「ありきたり」だのとさんざん脚本家や監督に言われてしまった麻美は、どうせならエリート街道を突き進んでがっつり徳を積もうと考えたのです。

そこで小さい頃から同じだけ徳を積みつつ、猛勉強を始めたのでした。

特におすすめしたいシーンは、以前とは違った友達関係

とうとう四周目に突入してしまった麻美の人生でしたが、同じことを繰り返すことに疲れてしまったのか、わざわざしんどい方法を選ぶこともないと判断し、直截なやり方で徳を積む方向にシフトしました。

わがままな同級生たちには一つ一つ論破するようなやり方で諫めたり、洋子先生には直接「不倫は良くない」と指摘して玲奈パパのベル番のメモを破り捨てさせたり。

そんなちびっこの麻美を演じる永尾柚乃さんの演技が、幼いのにまるで老成したかのように諦念を滲ませており、とてもシュールでした。

そして、寸暇を惜しんで猛勉強していた麻美は小学校にあがると眼鏡をかけるようになり、これまでずっと親友だったはずのなっちやみーぽんとは距離が出来てしまいました。

すごく寂しくて、シール交換に混ぜてもらったりしましたが、それでもやはり以前とはどうしても違うのです。

ここまでタイムリープを繰り返しながらも全く飽きさせることがないバカリズムさんの脚本の凄みを感じた1話でした。

第6話の口コミや評価

ブラッシュアップライフ第6話の視聴率

5.9%

ブラッシュアップライフ 第7話のあらすじ&ネタバレ

変わるものと、変わらないもの(あらすじ)

紫ウニへの転生を回避すべく、人生4週目に突入した麻美。

しかし徳を積むためにエリートになることを目指したら、小学生時代のなっちとみーぽんとの楽しかった生活に変化が訪れました。

時が経ち、大人になってかつての”ドラマクラブ”のように三人で駄菓子屋の店先で話していたら「カノコジ(彼女は個人事業主)」や「六人のテレアポ」という麻美の知らないドラマの話が飛び出しました。

ここにきて、何かが大きく変わりつつある予感がします。

そしてドラマ「ブラッシュアップライフ」は、なっちたちにはなかったことになっています___と思ったら、それは4度目の中学生時代(合計110歳位)の遥の夢でした。

そんな雑念を振り払うように勉強に邁進した麻美は学年1位をキープ。

とうとう秀才の”宇野真里”越えを果たしました。

しかし、なっちたちとは仲良くなり損ねて以来、ずっと見えない壁を感じています。

そんな麻美に声をかけてきたのは真里(瀧七海/水川あさみ)です。

一緒にプリクラを撮って、お喋りして、麻美は久しぶりに楽しい時間を過ごします。

麻美は生徒会長、真里は副会長になり、優等生ライフを充実させていくのです。

高校は県内トップ私立校、さらに国公立の医大へと進みました。

4度目の成人式は真里(マリリン)と一緒です。

医者とパイロット?!(ネタバレ)

当然カラオケに突入しますが、マリリンは初参加です。

彼女は福ちゃんの歌に苦言を呈そうとしていましたが、麻美はやんわりとそれを回避させました。

そしてとんとん拍子に国家試験を突破して医師になった麻美は大学院に進学して研究医を目指します。

将来の医学に貢献できれば、莫大な徳を積むことができる!と考えてのことです。

ミタコング痴漢冤罪回避ミッション、おじいちゃんのお薬ミッション、玲奈ちゃん不倫阻止ミッションも無事クリアし、一安心。

麻美は30歳で目標の研究医になりました。

そして3年。

遥が実家に彼氏を連れてくることになりました。

父の寛(田中直樹)はそわそわが止まりません。

そうしてやってきた彼氏の中山賢治(田村健太郎)でしたが、結婚の挨拶ではなく、その来訪は遥が購入した棚の組み立てのためでした。

そして迎えた”自分史上一番長生き”の35歳。

ついに遥と中山くんが結婚式を迎えました。

麻美は始めて見る妹のウエディングドレス姿に感慨深いものを感じていました。

久々に会ったマリリンは現役のパイロット!

そこになっちとみーぽんが現れ、こちらは成人式以来15年ぶりの再会ですが、同席はしませんでした。

その時、マリリンは麻美に懐かしいものを見せました。

中学の時にラウンドワンで一緒に撮ったプリクラです。

そしておもむろにマリリンは問いました。

「そういえばさぁ、前から聞きたかったんだけど。あーちん、何周目?人生」

特におすすめしたいシーンは「麻美ちゃんライムリープ説」

4回目の成人式の後で、当然のようにやってくるカラオケシーン。

そこでなっちやみーぽんと久々の再会をすると、彼女らの口から「麻美ちゃんタイムリープ説があったよね、人生二周目なんじゃない?って」という言葉が…。

そして遥にも同じことを言われてしまいます。

「小中高ずっとトップなんて、一周じゃ無理だよー」と。

実はその時点で四周目だった麻美ですが、これが思わぬ流れに繋がっていきます。

まさか、マリリンが麻美と同じくタイムリープを繰り返す人だったとは?!

第7話の口コミや評価

ドラマ第7話の視聴率

第8話のあらすじ&ネタバレ

”タイムリープ”の先輩?!(あらすじ)

「あーちん、何周目?」

マリリンのその問いにフリーズする麻美でしたが、マリリンはなおも問います。

「一周目じゃないよね?…大丈夫、私もだから!」

マリリンは麻美より一回多い、五週目だと告白。

彼女は、ずっと麻美がタイムリープしていると感じていたのです。

そして中学生時代には確信を持っていました。

マリリンの来世は「グアテマラ南東部の白アリ」…麻美が最初に言われた来世のオオアリクイが捕食していた対象です。

微妙な運命です。

マリリンは一周目には麻美となっちとみーぽんの4人で仲良しグループだったと告白します。

小学生の頃にはドラマクラブで盛り上がって、シール集めに熱中する日々でした。

中学生になってもずっと4人で一緒で、ラウンドワンにも通って遊んでいたのです。

高校生になって、ギャル化したマリリンは卒業後に保育士の専門学校に入学。

学生時代には学校はバラバラでしたが、それでもまだ4人組は変わらず仲良しでした。

成人式では福ちゃんと連絡先を交換して交際に発展しました。

結局半年付き合って、福ちゃんの浮気が原因で破局したのです。

実はその浮気を教えてくれたのは麻美たちでした。

だから、麻美が知る範囲でマリリンが成人式の後のカラオケには出席していなかったのです。

桜保育園の保育士になったマリリン___そこまで話してマリリンは言い淀みました。そこで聞いた話は思いがけないものだったのです。

なぜマリリンが繰り返していたのか(ネタバレ)

「なっちとみーぽんが死んじゃったのね…」

それは、飛行機事故だったそうです。

二人が乗った旅客機が高高度でスペースデブリに激突して墜落したのです。

残された麻美とマリリンは懸命に「二人の分も生きよう!」と頑張りました。

そしてマリリンは62歳まで生き、麻美はそれよりも長生きでした。

迎えたマリリンの2周目。

彼女はなっちとみーぽん、そして知らない誰かを死なせないために、その飛行機に乗ることを考えたのです。

そのためにマリリンはパイロットになりました。

「ホントに救世主じゃん!」と麻美はつぶやきましたが、マリリンはパイロットになるために小学生の時から懸命に努力を重ね、その代償に麻美たちと仲良くなるタイミングを逸してしまったのです。

それで無事にパイロットになったというのに、今度は麻美が33歳で死んでしまった、とマリリンは言いました。

その夜はみーぽんの誕生日で、一周目では4人で過ごし、コンビニでマリリンがトイレに行きたいと言っていたことでタイミングがずれて麻美は事故に遭わなかったのです。

その二周目で、麻美が亡くなったことは、グループに自分がいなかったせいだとマリリンは悔いていました。

そして、なっちとみーぽんを救うこともできないままに二周目が終了。

マリリンも40歳前に亡くなっていました。

三周目ではやはりパイロットを目指しつつ、麻美を救うために、事故の夜にコンビニに行ったというマリリン。

その時には事故に遭わず、無事に麻美は帰っていきました。

そしてやはりなっちとみーぽんを救えず…交通事故に遭い、突入した四周目でも30代で交通事故に遭い…到達したのが今の五週目だったのです。

今度こそ、なっちとみーぽんを救うために万全の体制で臨んでいるとマリリンは言いました。

告白したことですっきりしたのか、マリリンは笑顔でした。

しかし麻美はその向こう側に、きっと壮絶な人生があったのだろうと察していたのです。

その帰り道、麻美とマリリンは昔みんなで歩いた橋を渡っていました。

そして「今度なっちとみーぽんをカラオケに誘ってみない?」と言い出したのです。

来てくれるか不安だと思った麻美でしたが「じゃあ、無事にフライトが成功したら行こう!」とマリリンが言ったのです。

しかし、その約束は果たされませんでした。

「日本ジェットスカイ国際線JS937便太平洋上空で消息を絶つ」というニュースがスマホに流れてきたのです。

なっちとみーぽんを救うことも叶いませんでした。

まさか自分一人が取り残されるとは思っていなかった麻美は呆然としていました。

特におすすめしたいシーンは、河口との思いがけない再会!

仕事に復帰した麻美がある夜に「近藤さん?」と声をかけられ、振り向くとそこには河口美奈子(三浦透子)がいました。

…一周目の市役所の同僚です。

二周目以降で全く接触がなかった彼女が自分を認識したということは、つまり…タイムリープしている人で、しかも八周目と言う大先輩でした。

部屋に誘って喋ると、河口は今回も同じ北熊谷市役所に勤めていて「毎回同じ感じでなぞっているんですよ」というのです。

趣味も、交友関係も、服のローテーションも…ほぼ同じ人生を8回、どこまでなぞれるかゲームみたいな感じで、と河口は淡々と語ります。

麻美はそれを「斬新な楽しみ方」と感じました。

そして彼女の来世は「アオサギ」だったそう。

「こんな話、なかなか出来ないね」と言いながらも…麻美はマリリンのことを思い出していました。

そして39歳のある日、彼女はまたも事故に巻き込まれてあの白い部屋に立つことになるのです。

来世は『人間』と初めて言われた麻美でしたが、そのドアの前で思い直してもう一度やり直すことを希望しました。

そしてそれがラストの五周目です。

戻って来た麻美は来世ではなく、今世をより良いものにするために生き始めました。

そして目指すのは、みんなを救うためのパイロットです。

第8話の口コミや評価

ドラマ第8話の視聴率

6.8%

第9話のあらすじ&ネタバレ

5回目の人生とマリリンとの再会(あらすじ)

麻美の5度目の人生も既に7年目に突入し、1996年4月の小学校入学式を迎えました。

そこで彼女はマリリンとの再会を果たします。

彼女もすぐに麻美を認識し、お互いにしかわからない合図を交わしたのです。

今世が、二人にとって最後のやり直しのチャンスでした。

もう次がない!ということで「お互い大事に生きなきゃね」としみじみ語り合ったのです。

そして二人は『なぜ前回の人生で飛行機事故を回避できなかったか』という反省会をしました。

当時副操縦士だったマリリンは中村キャプテン(神保悟志)に航路変更を上申したものの、却下され、スペースデブリとの衝突を防げなかったというのです。

今回はその機にキャプテンとして乗務し、航路を変えるつもりだというマリリンに、自分が副操縦士になって同じ便に乗ると宣言する麻美。

二人の猛勉強が始まりました。

何度も同じパイロットへの道を経験していたマリリンは勉強と体力づくりの計画をみっちり立ててくれたので、麻美もそれに引っ張られるように懸命な努力を始めます。

さらにマリリンは小学生ながら素晴らしい精度の段ボール製フライトシミュレーターを作り、麻美にいろんなことを教えてくれたのです。

しかし、残念ながら、今回もなっちやみーぽんと仲良くなるチャンスを逸してしまいました。

優秀な中学・高校時代を経て、麻美は首席で国立大学へと進学します。

今回は工学部を選び、別の大学に進学したマリリンと二人でさらに航空業界の勉強を続けていたのですが、あっという間に成人式を迎えます。

二人は”最後の成人式”の夜を全力でエンジョイしました。

二人は「これで最後かと思うと、大事に生きなきゃね!」と笑いあったのです。

そしてトライした航空学校の受験。

マリリンがまとめてくれた傾向と対策、その指導とたゆまぬ努力のおかげで最短ルートで入学にこぎ着けたのでした。

寮生活も人間関係も全てマリリンのレクチャー済みなおかげで、麻美は快適な学生生活を送ります。

そうして迎えた初めてのフライト訓練は「緊張した!」と吐露した麻美でしたが「マジ気持ちいい!楽しかった!」とマリリンと語り合ったのです。

順調にカリキュラムを消化して、次の課題は就職試験!

面接官には地元が北熊谷だという中村キャプテンがいるのだというマリリン情報でばっちり対策済みです。

2012年、晴れて二人は『日本ジェットスカイ』に入社して国際線乗務に就くことになりました。

『運命のフライト』のために!(ネタバレ)

久しぶりに地元に戻って来たマリリンと麻美は駅前のロータリーで福ちゃんが路上ライブをしているところに遭遇しました。

相変わらず酷い歌でしたが、彼は離婚し、今付き合っている女の子との間に子供が出来たので結婚すると報告しました。

そのためのラストライブだったというのです。

しかし、その最後の歌の途中で警察官に注意され、中途半端に彼の歌手生命は終わってしまいました。

元カノだったマリリンはちょっと複雑そうです。

麻美とマリリンは『運命のフライト』に向けて着々とキャリアを積んでいました。

そんな中、麻美が35歳のときに妹の遥が結婚します。

幸せそうな新婚夫婦の姿を39年ぶりに見て、ほっとする麻美でした。

『運命のフライト』の二か月前、麻美とマリリンはスケジューラーの堀口(江口のりこ)に根回しを始めます。

問題の便に二人で乗務したい旨を伝え、調整してもらえるようにとお願いしたのです。

バリバリ働く二人を空港でじっと見つめる黒い服の男(浅野忠信)がいました。

そして前回最後に会ったレストランで、二人はなっちとみーぽんと再会して同席しました。

それまで果たせなかったことが一つ叶って、麻美もマリリンも大喜びしたのです。

にぎやかにお喋りして懐かしい思い出を語り合い、わだかまりが少しだけほどけたような気持になりました。

麻美にとってはこの時が5周目の人生で一番楽しい時間でした。

「とりあえずはあの二人を救わなきゃ!」という決意を固めた2人でしたが、思わぬトラブルが起こります。

根回しを重ねて運命のフライト937便の乗務スケジュールをゲットしたはずだったのですが、麻美だけが外されていたのです。

そこには中村キャプテンが資格保持のために飛ばなければならないという理由がありました。

予想外の展開に動揺する二人。

「土下座してでも譲ってもらわなければ…」それでもだめなら強硬手段で「毒を盛る」という物騒な案まで飛び出すのでした。

特におすすめしたいシーンは、5周目の定期ミッション

人生5周目を満喫している麻美でしたが、勿論定期ミッションは外せません。

ミタコング冤罪防止を完遂し、おじいちゃんを救い、玲奈ちゃんの宮岡との出会いを阻止し___めでたく29歳でそろって機長デビューしたのです。

ちなみに、残念ながら玲奈ちゃんは「みやおかさんはきこんしゃ」のお呪いを忘れていました。

その頃麻美は一周前の医師時代に発見した病気の原因となる菌の存在を思い出していました。

今回、それが発見されないと、誰かの命が危険にさらされるのではないかと悩んだ麻美は大学に向かい、同僚だった鶴野多江にそれを託そうとしていましたが、改めて論文を読むと、自分が発見したより早く、同じラボにいたチームが発見し、発表されていたことに気づきました。

自分がパイロットになることで誰かの人生が変わるのでは、と考えていた麻美でしたが、とりあえず前回よりも多くの人が救われるはず、と彼女は安堵します。

第9話の口コミや評価

ドラマ第9話の視聴率

7.1%

第10話のあらすじ&ネタバレ

Xディ___運命の台北便(あらすじ)

5周目の全てを費やしてパイロットになった麻美、そしてマリリン。

なんとか運命のフライトのシフトをゲットしようと目論んでいたものの、大先輩の中村キャプテンが資格取得のためにどうしてもその便に乗らなければならないという壁にぶち当たってしまいました。

彼をちょっと動けなくするために「毒を盛る」とか、物騒なことを言い出すマリリン。

しかし、もしそんなことをしたら一番先に疑われるのは自分達だと気づき、手が出せない二人。

頼みの綱のスケジューラー・堀口にも断られてしまい、万事休すとなってしまいます。

中村キャプテンも頑として変わってくれず、麻美たちは『強硬手段』に打って出ることにしました。

綿密にプランを練った結果、フライト前にいつも中村キャプテンがとる行動の中で、コーヒーを飲むルーティーンで下痢と嘔吐を催す薬を入れてしまおうというのです。

それはガチの犯罪であり、徳を積むという意味において如何なものかという葛藤はあったものの、二人にとって背に腹は代えられません。

そして迎えたXデイ。

二人は緊張の面持ちで成田空港に向かったのです。

二周目の薬学部、四周目の医学部で学んだ知識がこんなところで役に立つとは…と思ってしまう麻美。

しかしそこで思わぬ伏兵が現れました。

クルー専用のラウンジで中村キャプテンを待っていた麻美の前に、一周目で市役所の同僚だった河口が赤いスーツのキャビンアテンダントとして登場したのです!

「どうせなら新しいことにチャレンジしようかと思って…」という彼女は麻美が掲載された雑誌の記事を見て同じ日本ジェットスカイに就職してみたというのです。

そして思わぬ暴露が…なんと今日の台北便に中村キャプテンの愛人が乗るというのです。

「ヤバくないですか?自分の愛人乗せて不倫旅行ですよ?!」

かつて河口は中村キャプテンに市役所の窓口で強烈なクレームを寄せられて税金泥棒呼ばわりされたのを忘れていませんでした。

河口は不倫を匿名で中村キャプテンの妻に密告したために、中村キャプテンのフライトがキャンセルになった、というのです!

「マジでざまぁ!地獄に堕ちろ!って感じですよね」と言って笑う河口に思わず踊りだしてしまう麻美。

無事に運命のフライトは麻美の担当になりました。

そしてその最大の功労者である河口に喜びのハグをしてしまうのです。

不倫を阻止、友達の命を救い、大勢の命までも救ってしまう…それはドラマの企画会議で語られた人生を繰り返す意義全てを網羅していたのです。

「ナイス河口さん!」

そうして麻美とマリリンは念願の937便に機長と副操縦士として、なっちとみーぽんたちの命を救うため乗り込むことになったのです。

しかし、空港の中を歩いていた二人に、怪しい男が声をかけてきました。

「どちらが、宇野さんですか?」彼は高城と名乗り、小声で「実は私、タイムリーパーなんです」とささやきました。

彼は二周目の人でした。

そして937便の航路を変更して欲しいというのです。

彼の別れた妻がその便に乗っているので、死なせたくないという思いを、高城は切々と語ったのですが、マリリンはそれを遮り「そのつもりです」と言ったのです。

「もともとそのつもりなんです。ね?」

「言われなくても、航路は変更するつもりです」

「私、六週目なんで」

「私、五周目です。うちら、その事故を阻止するためにこの仕事に就いたんで!」

高城は信じられないというように目を見張り、シップに向かう二人を見送りました。

「びっくりしたねぇ!」

「あんなことがあるんだね!」

…と言いあうマリリンと麻美。

そして冷静に、高城が二周目なのに離婚は回避できなかったこと、そして自ら『タイムリーパー』と名乗ったことがダサい!と言いあったのです。

無事に937便は台北に向けて離陸し、航路を変更しました。

ついに悲願を果たした二人。

「ねえ、あーちんさぁ、次に生まれ変わるなら何が良い?人間?」

「人間だったら嬉しいけど、まぁ、もう絶対人間が良いっていうのも無くなったかな。あ、でもまた地元に生まれ変わりたいかな。他の生き物でも良いから、また北熊谷に生まれ変わりたい」

そんな会話を交わしていた二人の目に、宇宙から降り注ぐスペースデブリが見えました。

彼女らは万感の思いと涙でその光景を見ていたのです。

937便は無事に台北空港に着陸しました。

マリリンにとっては約200年に渡る人生6周分の悲願が達成された瞬間でした。

二人の視線の先にはなっちとみーぽんが手を振る姿が!

無事な二人を見て、麻美とマリリンは涙目になっていました。

その夜、四人で食事をし、なぜか台北で超地元のラウンドワンで撮った昔のプリクラで盛り上がりました。

ホテルに戻った麻美とマリリンはすべての努力と苦労が報われてはしゃいでいました。

しかしそこで二人は気づきました。

「マッサンて何?」

確かに、みーぽんがマリリンのことをそう呼んでいたのです。

「バタフライエフェクト???」と麻美が言いました。

何はともあれ、彼女らは親友二人と180人の乗客の命を救ったのです。

やっぱり北熊谷が好き!(ネタバレ)

翌年、麻美とマリリンはパイロットを辞めて地元の北熊谷市に帰ってきました。

麻美は実家に戻り、久しぶりに両親と三人暮らしになったのです。

再就職したのは北熊谷市役所です。

それから三年経ち、40歳になった麻美。

妹の遥は夫と娘を連れてよく遊びに来ます。

遥の車で送られる通勤の途中で、マリリンが保育士の仕事をしているところに行き当たりました。

二人ともこうして元気に働いています。

市役所の窓口業務は日々クレーム対応ばかりですが、人生5周目にもなれば「何ていうことはない」と感じていました。

そこにはなぜか河口も戻ってきていました。

ずーっと市役所で働く人生を繰り返していたため、時差もある不規則な航空会社の勤務にはどうしても馴染めなかったというのです。

今では月二回くらいのペースで、麻美とマリリンはなっちとみーぽんと4人で食事をするようになりました。

その日は麻美の誕生日でした。

プレゼントとケーキプレートが登場し、和気藹々な楽しい時間が流れます。

食後は、いつもの流れでカラオケに行きました。

なぜかその時点でマリリンのあだ名は「マッチョ」になっています。

当たり前のように訪れたラウンドワンでは、福ちゃんがチーフになっていました。

広い部屋をチョイスしてくれて、ポテトもサービスしてくれています。

その後で同級生たちを大勢読んでプチ同窓会状態に突入し、そしてやっぱり福ちゃんの熱唱タイム、加藤の「粉雪」があり、みんな笑顔になりました。

そうして朝まで延長に延長を重ねて歌いまくり、夜が明けてから4人でくだらないことを喋りながら歩いて帰る幸せを麻美とマリリンは噛みしめていたのです…。

それから58年後___北熊谷の老人ホームで4人は仲良く余生を過ごしていました。

麻美は享年98歳、合計232歳の人生を全うしたのです。

しばらくして、北熊谷の電線には四羽の仲良しの鳩の姿がありました…。

特におすすめしたいシーンは、河口と高木の出現!

市役所職員の人生を繰り返していた河口がまさかのCAとして登場した意外過ぎる展開で、大きく変わった麻美たちの人生。

犯罪を犯さなくても当初の目標が達成されることになったことに喜びの踊りを披露した挙句に喜びのハグまで追加してしまった麻美。

その衝撃の度合いが全身で表されていました!

そしてなぜか彼女も麻美たちを追いかけて北熊谷に戻り、同じ市役所に再就職してきたのです。

過去との違いは、お馴染みのパーカーにプリントされた文字。

かつて麻美の一周目の時には『GO TO HELL』だったのが、今回は『GO TO HOMETOWN』となっていたのです。

そこには何某かの心境の変化があったのでしょうか?

淡々と同じパターンでまるでトレースするかのように生きる彼女の姿は、それだけで人生の一つの完成形のようでもありました。

そして麻美とマリリンからしたらまだまだ素人臭いタイムリーパーの高城。

自らそう名乗ってしまったことがダサいとベテランの二人から言われてしまいましたが、二周目でも離婚が回避できなかった妻とはその後どうなったのか…ちょっと気になるところではありますね!

第10話の口コミや評価

ドラマ第10話の視聴率

 

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