2023年10月、新作日曜劇場『下剋上球児』がいよいよ始まりました。
三重県の架空の街と高校を舞台にした「弱小野球部」と一人の教師の物語になる模様です。
原作・原案となったのは菊地高弘著『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』です。
ドラマ【下剋上球児】のあらすじが、原作と違いがあるのか?ネタバレを紹介していきますね。
原作は、決してヤッキーではない普通の野球が好きな高校生の話。漫画のような笑って泣ける実際の物語です。
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原作:『下剋上球児』は甲子園出場まで!
三重県にも甲子園常連の野球の名門校は多々ありました。
2018年の夏、小さな奇跡がありました。
東拓司監督(当時就任6年目、40歳)に率いられた三重県立白山高等学校野球部が『万年一回戦負け』と言われていたところから甲子園の出場を果たしたのです。
監督が教員として赴任した当時は部員も5人(うち一人は新入生)で試合もできず休部状態で、使われなくなったグラウンドは草ぼうぼう…東監督が始めたのは草むしりからと言うどん底のスタートでした。
その年の夏の三重大会の壮行会ではやじが飛び、笑われて、結果はコールド負け。
そこから東監督の”雑草魂”に火が付き、その野球部を『甲子園に連れていきたい』と願うまでになったのです。
その夢を叶えたのが2018年の夏でした。
10年連続で三重県大会初戦敗退を続けた…そんな弱小野球部から甲子園に出場できたのかをつぶさに書いたドキュメンタリーです。
拙著『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)が原案となり、TBS日曜劇場でドラマ化されることになりました。日曜劇場史上もっとも無名の原案本だと思うので、今でも信じられません。でも、本を読んでくれた方々からの「映像化希望!」などの反響が心の支えになりました。 pic.twitter.com/fRCjSjWHJv
— 菊地選手 (@kikuchiplayer) August 5, 2023
ドラマ版『下剋上球児』では…?
ドキュメンタリーをもとに、ドラマとして制作されている『下剋上球児』。
TBSのドラマ公式サイトでは「ドリームヒューマンエンターテインメント」と称している本作、主演の鈴木亮平さんだけでなく、スタッフ陣もまさにドリームチームとも言うべき布陣です。
TBS日曜劇場10月は『下剋上球児』
⁰主演:鈴木亮平⁰脚本:奥寺佐渡子⁰プロデュース:新井順子⁰監督:塚原あゆ子なんと磐石かつ新鮮な座組み!!!https://t.co/gx1CmOLCKC
— ドラマ考察/評論/実況の大島育宙(無限まやかし) (@zyasuoki_d) August 6, 2023
プロデューサーは新井順子さん、そして監督は塚原あゆ子さん。
『アンナチュラル』『MIU404』『最愛』などでタッグを組んだお二人が取り掛かる本作は、ただの高校野球ドラマになるわけではありません。
鈴木亮平さんもインタビューで『ボクが監督をやるってなると、熱血監督を想像されると思いますが…僕の演じる役はすごく普通の監督で…プロ野球経験者でも、とびぬけて優秀な選手でもありません』という南雲修司のキャラクター。
ただ、教師としての才能、そして誰かを愛する才能が豊かな人物であること。
しかし、そんな南雲の心にも秘密があり、彼自身が周囲を巻き込んで成長していく姿が物語の軸になっているものと思われます。
全く新しい野球部のドラマ
『日曜劇場』で野球ドラマといえば2008年の『ROOKIES』が良く知られています。
こちらは少年ジャンプ掲載コミック作品の実写化で、こちらは主人公の教師・川藤幸一(佐藤隆太)が絵に描いたような熱血教師ということで、当時出演していた球児たちのキャストの素晴らしいラインナップ(市原隼人、城田優、中尾明慶、桐谷健太、佐藤健…等々)も含めて今でも伝説のように語り継がれている名作になりました。
「#ROOKIES(ルーキーズ)」2008年
「夢にときめけ!明日にきらめけ!」#TVer で。懐かしい!熱血教師の #佐藤隆太
今Netflixでやってる #FirstLove初恋 で共演の #佐藤健 と #中尾明慶 も出でるー😱#綾瀬はるか #城田優 他、今考えたら超豪華メンバーだった🤩‼️良いドラマだったなぁ🥺
敬称略🙇🏻♀️ pic.twitter.com/GoGWUNugsE
— くもこ (@kumokumocom) December 11, 2022
底辺校からトラブルを乗り越えて甲子園を目指す、という結構ハードな展開でした。
登場キャラのほぼ全員が凄まじい熱血キャラと化し、毎回クライマックスを繰り返しながらラストまで激走する展開でした。
日曜劇場、野球ドラマといえば長らくこの『ROOKIES』というイメージがありましたので、今回の『下剋上球児』が革命を起こしてくれることが期待されます。
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鈴木亮平出演『日曜劇場』ならではの楽しみ方
鈴木亮平さんは過去に多数の日曜劇場に出演されています。
- 2013年『空飛ぶ広報室』
- 2015年『天皇の料理番』
- 2020年『テセウスの船』
- 2021年『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』
その中で、今回注目すべきは2020年の『テセウスの船』です。
主人公(田村心/竹内涼真)の父であり、殺人の冤罪をかけられた警察官の佐野文吾を演じた鈴木亮平さん。
そして1989年の過去編で文吾の息子(主人公・心の兄)の慎吾を演じたのが番家天嵩(ばんかてんた)さんでした。
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現在10歳、『テセウスの船』の撮影当時は6~7歳でした。
天真爛漫な慎吾と父の佐野文吾が巻き込まれた事件と、凄惨なその後の運命は筆舌に尽くしがたいものでした。
きょうの #下剋上日誌 ⚾️
◢◤ 三重のオフショットを公開👏◢◤
南雲先生と息子の青空くんの仲良し2ショット😚
2人は、過去にも共演が!?👀
久しぶりの再会です🎶
本当の親子のようで現場ではいつも一緒!#tbs#日曜劇場#下剋上球児#鈴木亮平#番家天嵩#オフショット pic.twitter.com/F6AraHp42l— TBS日曜劇場「下剋上球児」【公式】10月スタート! (@gekokujo_kyuji) October 4, 2023
その中でも家族の強い絆を演じた父と息子が今回再び親子になります。
今回、番家天嵩さんが演じているのは南雲の妻・美香(井川遥)の連れ子である青空です。
母の再婚で南雲の息子となり、後に妹のなぎさが生まれました。
南雲は義父ですが、青空は彼のことを『修ちゃん』と呼んでいます。
そんな南雲家の夫婦・親子の関係、そしてそこに生じる喜びも悩みも含めて、今回のドラマのテーマのひとつとなっているようです。
まとめ
リアル・白山高校野球部を育て上げた東監督は2023年春に教諭として三重県大台町の三重県立昴学園高等学校に赴任し、野球部副部長に就任したそうです。
この昴学園もまた白山高校と同様に弱小野球部と言われていて、2023年夏の目標は『17年ぶりの初戦突破』です。
結果は野球の名門・皇学館高校と対戦し、惜敗しましたが、選手の士気は高く、今も前向きに練習に励んでいるのだとか。
昴学園の今は、過去に白山高校が積み重ねた過去の経歴に近く、地元では白山の『日本一の下剋上』再び!という機運が高まり、有志による応援する会が発足するなど、山間のちいさな町・大台町は盛り上がっているそうです。
そこに今回のドラマ『下剋上球児』の放送が始まります。
リアルとフィクションがあいまった『下剋上野球』、来年の高校野球にも大きく影響しそうなムーブメントになりそうですね!
ここから年末までの三カ月、高校野球が好きなひとも、そうでないひとも、鈴木亮平さん率いる高校球児たちの熱演を楽しみましょう!
新幹線は貴重な読書タイム(^^)
三重の白山高校の 下剋上球児 読んでます(^^)野洲の奥村監督は東監督の良き理解者ですね!
まだ読み始めたばかりですが、
「勉強が出来ないと白山に行くハメになるで!」って揶揄される高校がどうやって強くなっていったのか楽しみながら読んでます! pic.twitter.com/msMq6jFjMY— 🎅ろきさん🎄_🦄🐶 🐯⚾ 👸🏼👗💄🍡🍕🍯🍞 (@kanzei_DeNA) April 6, 2019
▼原作はこちら▼